原因と有用とされる対処法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 05:20 UTC 版)
「二分脊椎症」の記事における「原因と有用とされる対処法」の解説
遺伝要因と環境要因の複合で発症すると考えられている 。第一子が二分脊椎症だと、第二子でも約4%の確率で発症する。二分脊椎はバルプロ酸(抗てんかん薬、気分安定薬として用いられる)、ビタミンAの過剰摂取をはじめ多くの催奇形因子によって誘発される。厚生労働省は成長に欠かせないビタミンB群の一種である葉酸の摂取を十分に取ることにより発症リスクを70%減らす事ができるとし注意を呼びかけている。女性が日量400μgを受胎3ヶ月前から妊娠中ずっと摂取すると70%の障害が予防できる。全妊娠の50%は計画的なものではないため、妊娠可能年齢の女性全員が400μgの葉酸を毎日摂取する事が推奨される。しかしながら、これらの対策はあくまでもリスクを減少させることが出来るというのみで、完全に無くすことは出来ていない。まして両親にその責を問うものでもないことが言及される。
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