南アルプスエコーライン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 06:23 UTC 版)
フォッサマグナの西端で、糸魚川静岡構造線上を走る国道152号の不通区間である地蔵峠から迂回するルートからしらびそ峠を越えて、遠山郷へと延びていく全長14 kmの林道で、しらびそ高原から下栗の里へのドライブコース。南アルプスの展望が随所で見られるほか、直径900mの日本初の隕石孔である「御池山隕石クレーター」内を通るという特異なルートである。南アルプスエコーラインを構成する道路の路線名は、蛇洞林道と飯田市道の路線である。 道幅は1車線とかなり狭いが、路面状態は悪くない。11月中旬頃から4月中旬頃までの間、積雪のため冬期閉鎖される。 下栗の里は、沿道にある唯一の集落である。ルート上で最も標高の高い位置に、アルプスを一望できるしらびそ高原がある。しらびそ峠は、南アルプスエコーラインの標高1833 mの峠で、周辺一帯がモミの仲間の常緑樹であるシラビソに覆われているため、この名がある。近くに、聖岳などの赤石山脈の山がそびえたち、秋の紅葉シーズンは山全体が赤く染まる。
※この「南アルプスエコーライン」の解説は、「遠山郷」の解説の一部です。
「南アルプスエコーライン」を含む「遠山郷」の記事については、「遠山郷」の概要を参照ください。
- 南アルプスエコーラインのページへのリンク