彗星 (航空機)
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空技廠 D4Y 彗星
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十三試艦上爆撃機
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「彗星 (航空機)」の記事における「十三試艦上爆撃機」の解説
日本海軍はロンドン海軍軍縮条約により、戦艦や巡洋艦と同様、英米海軍に対する航空母艦(空母)の保有数の不利を打開するため、艦上爆撃機の主任務を敵航空母艦に対する先制攻撃とし、それを可能とするために「敵艦上機より長大な攻撃半径」、「迎撃してくる敵艦上戦闘機を振り切ることが可能な高速力」の二点を求めるようになった。 このために、十試艦上軽爆としてHe 118を昭和11年(1936年)にドイツから輸入したが要求性能を満たしたものではなく不採用となった。艦上爆撃機として十一試艦上爆撃機(採用機が九九式艦上爆撃機となった)の開発も行なわれたが、更なる高性能艦上爆撃機への要求からHe 118の資料を参考に、新機構を盛り込んだ航空機を新たに開発することとなり、空技廠(当時は航空廠)の山名正夫中佐らに“十三試艦上爆撃機”の開発が命じられた。要求性能は概ね以下のようなものであった。 最高速度 280ノット(約519 km/h) 巡航速度 230ノット(約426 km/h) 航続力 爆撃正規800海里(約1,482 km) 爆撃過荷1,200海里(約2,222 km) その他 過荷重装備として五十番(500 kg)爆弾の装備を可能にすること 1940年(昭和15年)11月1日、AE2A(DB 600Gのライセンス生産型)を搭載した十三試艦爆試作一号機が完成した。その後、不調のAE2Aを十三試ホ号(アツタ二一型の試作名)に換装して試験が続けられ、当時の海軍機最高速度となる551.9 km/h/4,750 mと偵察過荷重にて3,780 kmという長大な航続力を記録、五号機まで試作機が製作された。
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十三試艦上爆撃機(D4Y1)
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DB 601Aエンジンを搭載した試作型。生産数5機。「乙四」ともよばれた。
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