北海道の内科医が「被ばく者と患者に対する人権蹂躙」として意見書を発表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 02:16 UTC 版)
「福島県民健康管理調査」の記事における「北海道の内科医が「被ばく者と患者に対する人権蹂躙」として意見書を発表」の解説
2012年5月19日付けで、北海道深川市立病院内科部長の松崎道幸は、「5.以上の所見に基づくならば、山下俊一氏が、全国の甲状腺専門医に、心配した親子がセカンドオピニオンを求めに来ても応じないように、文書を出していることは、被ばく者と患者に対する人権蹂躙ともいうべき抑圧的なやり方と判断せざるを得ない。」とウエブ上で意見書を発表した。なお、以上の所見とは、次の通り。 内外の甲状腺超音波検査成績をまとめると、10歳前後の小児に「のう胞」が発見される割合は、0.5~1%前後である。 福島県の小児(平均年齢10歳前後)の 35%にのう胞が発見されていることは、これらの地域の小児の甲状腺が望ましくない環境影響を受けているおそれを強く示す。 以上の情報の分析および追跡調査の完了を待っていては、これらの地域の小児に不可逆的な健康被害がもたらされる懸念を強く持つ。 したがって、福島の中通り、浜通りに在住する幼小児について、避難および検診間隔の短期化等、予防的対策の速やかな実施が強く望まれる。
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