函館西武店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:00 UTC 版)
北海道函館市梁川町9。 延べ床面積約25,000m2の建物で、店舗面積約12,300m2であった。坂倉建築設計事務所の設計による大沼国定公園の白鳥を摸した建物で、1982年(昭和5年)6月には建築業協会賞を受賞している。 1981年(昭和56年)3月に函館西武店として開店。西武百貨店40%、西武化学工業20%、西友ストアー15%、江原産業15% 、北海道西武10%という出資比率で設立した資本金10億円の「函館西武」が運営する形で開業した。 1991年(平成3年)度に「西友」から譲渡することが公正取引委員会から許可を得られたため、西武北海道函館西武店となった。1997年(平成9年)3月1日に西武百貨店に吸収合併され、西武百貨店に移管された。 バブル景気の効果もあり最盛期の1991年(平成3年)には売上高約128億円を上げたが、郊外型大型店との競合などの影響により、2002年(平成14年)には売上高約82億円へ減少したため、西武百貨店の再建策の一環として閉店が決まり、2003年(平成15年)8月10日に閉店した。閉店後は本町から同店のあった梁川町への人の流れが減少し、隣接するテーオーデパートの売上が減少するなど、店舗周辺の商店街の集客力や売上が減少するなどの影響が出た。 店舗跡は2005年(平成17年)12月22日、西友系不動産管理会社のエスシーシーが運営する複合娯楽施設「パボッツ函館(現・テキサス函館)」として開業した。
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