内面史と外面史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 03:02 UTC 版)
言語は社会を成り立たせる一要素であり、社会に生じた各種の出来事は言語にも影響をもたらす。そこで、ある言語の歴史はその言語の用いられる社会の制度、政治的事件、文化などと合わせて語らざるを得ない。これについて、言語史のうち、概念的に次の二つに区別することがある。 内面史(ないめんし 英:internal history)言語について直接言及した部分 外面史(がいめんし 英:external history)言語に影響する社会的な側面に言及した部分 なお、言語史の解説書には、内面史に当たる部分だけをあつかったものと、外面史も含めて述べるものとがある。また、一般的に、語彙、表記・文字、語義の変化、言語の社会的地位、規範、ピジン言語の発生、方言、言語の絶滅については社会的な影響が強く、音韻、形態、統語については影響が弱い。
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