全線開業までとは? わかりやすく解説

全線開業まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 17:37 UTC 版)

能勢電鉄妙見線」の記事における「全線開業まで」の解説

川西村中里喜代吉は、妙見山能勢妙見堂への参拝輸送と、能勢特産である三白酒・米寒天)と三黒(黒牛・・炭)の輸送目的として能勢電気軌道株式会社設立阪鶴鉄道池田駅現在のJR福知山線川西池田駅)から、現在の一の鳥居駅付近に至る鉄道請願した。しかし、阪鶴鉄道池田駅起点にすることは認められず、小花村大畑三〇番地地先現在の猪名川西岸阪急交差する辺り)への変更経て現在の場所に定められた。これにより阪鶴鉄道との連絡不可となったため、当時建設中だった箕面有馬電気鉄道現在の阪急宝塚線)と連絡させる目的軌間1,067mmから1,435mmに変更して建設することとなった。これに前後して1912年には吉川村現在の豊能町)までの路線請願している。 工事認可1910年下りていたが、社内トラブルなどにより建設遅れた1913年になってようやく能勢口現在の川西能勢口) - 一の鳥居間が開業し旅客貨物輸送開始貨物当時沿線製造されていた帝国鉱泉三ツ矢サイダーが主であった。しかし、工事費用などの負債がかさみ、能勢電軌は1914年破産してしまう。つぎに開業した区間は、会社再建一環として貨物増収を図るために建設した能勢口 - 池田駅前間で、その三分の二が荷車によって能勢口駅から官線池田駅運ばれていた三ツ矢サイダー輸送鉄道振り替えることが目的だった。一の鳥居 - 妙見現在の妙見口)間の建設は、着工が困難であったため先送りされていたが、その代替として同区間行っていた乗合自動車事業失敗により着工せざるを得なくなり阪急資本参加などにより資本金増資して1923年開業。これによりようやく全線開業にこぎ着けた。

※この「全線開業まで」の解説は、「能勢電鉄妙見線」の解説の一部です。
「全線開業まで」を含む「能勢電鉄妙見線」の記事については、「能勢電鉄妙見線」の概要を参照ください。

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