猪名川とは?

いながわ ゐながは 【猪名川】 ◇

兵庫県南端川辺郡の町。猪名川流域位置し,近世栄え多田銀山跡がある。

猪名川

都市の中の貴重な自然「猪名川」
猪名川は、川辺郡猪名川町大野山水源地とし、渓谷南流して猪名川町笹屋付近で大屈曲し、屏風岩狭窄部を通って蛇行しながら流下します。大小あわせて42本の支川合流しながら大阪兵庫府県南流し、大阪湾流入する神崎川右岸河口から約6.5km上流合流します。川西・池田宝塚箕面市など多く都市域を擁する流域面積383km2幹川流路延長43.2kmの典型的都市河川です。

大阪・兵庫の府県境を流れる猪名川
大阪兵庫府県境流れる猪名川

河川概要
水系淀川水系
河川猪名川
幹川流路延長43.2km
流域面積383km2
流域内人65万人
流域関係都県大阪府兵庫県

猪名川流域図
○拡大図
2.地域の中の猪名川
"猪名川沿川の学校総合学習として、猪名川の自然観察などに活用されています。
また、野草環境一般公募学習イベントとして、「いながわ野草教室」や水生生物観察会「愛護セミナー」などを例年開催しています。"

地域社会とのつながり

「猪名川花火大会」
「猪名川花火大会
川西市池田市主催毎年8月下旬「猪名川花火大会」を開催され、早打ちスターマインなどのほか、「五月山夕焼け」のように地名織り込まれた仕掛け花火など約5,000発の打ち上げ花火夜空と猪名川の川面彩ります。
江戸時代、猪名川沿いにあったお茶屋さんが集客のために始めたのが起源とされ、当時は現在よりも上流で行なわれていましたが、昭和23年(1948年)からは川西・池田両市の主催となり、年々規模大きくなったため、川幅の広い現在の場所に変更されています。

また、猪名川の河川愛護河川環境対す啓発目的とした様々なイベント開催しています。

「猪名川の野草教室」
「猪名川の野草教室
「猪名川の野草教室」は1988年から始まり、猪名川の野草観察だけでなく触り遊び食べるなどの体験してもらうイベント実施しています。

「猪名川の愛護セミナー」
「猪名川の愛護セミナー
「猪名川の愛護セミナー」は1987年から始まり毎年7月頃に一般公募した人たちとともに水生生物調査行い、そこで採集できた生物から見た水質状況参加者みんなで発表してもらい、水質対す意識高めてもらう取り組み実施しています。

「絵画コンクール」
絵画コンクール
絵画コンクール」は1990年から始まり、猪名川を題材とした絵を募集し、その中から優秀なものを選定表彰しており、知事賞近畿地方整備局長賞・審査員特別賞・猪名川河川事務所長賞・奨励賞入賞など多くの賞がありますいずれも学校で学習素材として活用されています。
また、近年総合学習題材として猪名川の自然環境などを取り扱うところが増えてきています。
3.猪名川の自然環境
"都市の中の貴重な自然。多様な動植物生息生育環境中にはシルビアシジミ環境省絶滅危惧Ⅰ類)も確認されています。しかし、外来植生優占徐々に広がるなど大きく変化てきています。
水質は、周辺地域下水道整備等により昭和40年代比べ大幅改善されています。しかしながら昨年度一級河川とりまとめワースト4を記録しました。"

市街化が進む猪名川流域
市街化が進む猪名川流域
近年市街地から水源に至るまで流域開発進行し、典型的都市河川様相を呈しているなか、猪名川の河川環境は、唯一自然が残っている貴重な空間として地域みなさん親しまれています。

外来植生に覆われた猪名川藻川分派点
外来植生に覆われた
猪名川藻川分派
河川水辺の国勢調査報告のなかで、環境省絶滅危惧Ⅰ類」に指定されているシルビアシジミ確認されるなど貴重な環境が残されています。一方で近年様々な現象により、本来の川の姿である「河原環境」が減少し、陸地化が進んできています。それに伴い外来植生優占徐々に広がってきているなど、国土交通省直轄河川109水系のうち、猪名川の植生出現種数占め外来種割合が最も高く、河川環境大きく変化てきています。

 昭和45年当時の北河原地区  平成14年当時の北河原地区


水質に関しては、昭和40年代都市化の進んだ下流部が劣悪な状況でしたが、下水道整備進捗法律整備により大幅改善され、現在では一部地点を除いて環境基準達成するまでに至っています。
また、水質の状態を知るための方法として、「生物学水質調査」という方法ありますそれぞれの水域生息する生物生物群集種類によって、水質判定するものです。日本では昭和30年淀川行われ以来各地河川湖沼調査が行われてきています。猪名川でも昭和40年度から、生物学水質調査実施しています。

 生物学的水質階級図
昭和46年調査では、中流池田市から下流豊中伊丹尼崎各市では強腐水性の非常に汚濁した河川でしたが、工場排水規制流域下水道整備進み昭和51年調査では、池田市などではβ中腐水性にまで回復し、平成3年まではこのような状況続いていました。
平成10年度の調査によると上流域はさらに水質改善されていますが、下流域は若干水質が悪くなっていました。
また、平成14年全国一級河川水質調査結果では、猪名川はBOD平均値4.1mg/lでワースト4と発表されました。しかし、これは昭和40年代の値と比べ1/10以下であり大きく改善されています。

一庫ダム水辺環境保全
 野生の桜(エドヒガン)
知明湖一庫ダム湖)周辺今でも原生林多く野生エドヒガン)も実生するなど自然豊かな環境です。
一庫ダムでは、治水利水利用だけではなく知明湖水面周辺の自然が織り成す景観環境保全も重要なダム管理位置づけ流域住民協力を得ながら、さまざまな環境保全取り組んでいます。
4.猪名川の主な災害
"豪雨による水害では、猪名川の改修工事きっかけになった「阪神大水害」や「昭和47年7月豪雨」がありますまた、昭和28年9月台風13号昭和35年8月台風16号近年では昭和58年9月台風10号よるものあります。"


昭和30年代中ば頃までの猪名川は、堤防小さく構造も弱いものでした。そのうえ、川筋曲がりねっていたため、洪水のたびに川からがあふれ流域の生活に大きな被害をもたらしていました。
猪名川流域大雨は、梅雨のときに京阪神地方をおそう豪雨と、夏の終りから秋のはじめにかけてやってくる台風影響よるものとがあります
梅雨豪雨による水害では、猪名川の改修工事きっかけになった昭和13年7月の「阪神大水害」や「昭和47年7月豪雨」があります。また台風原因水害では、昭和28年9月台風13号昭和35年8月台風16号近年では昭和58年9月台風10号よるものあります
しかし、猪名川の改修が進んだことにより、最近では洪水時の流量が増えているにもかかわらず被害少なくなってきています。
主な災害


水害の被害写真


(注:この情報2008年2月現在のものです)

猪名川

読み方:イナガワ(inagawa)

所在 兵庫県

水系 淀川水系

等級 1級


猪名川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/29 06:55 UTC 版)

猪名川(いながわ)は、兵庫県及び大阪府境付近を流れる淀川水系支流で、一級河川




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