元禄銀の品位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/19 04:10 UTC 版)
規定品位は銀64%(二割九分六厘引ケ)、銅36%である。 元禄銀の規定品位銀 銅 元禄丁銀と同品位、すなわち64%の銀地金は1.1×0.64=0.704であるから、銀座で0.704倍の量目の慶長丁銀すなわち0.5632倍の純銀量をもって買い取られる品位であるため、これを「二割九分六厘引き」の地金と呼ぶ。この純銀量に換算して12%分が銀座の貨幣鋳造手数料にあたる。 明治時代、造幣局により江戸時代の貨幣の分析が行われた。古賀による元禄銀の分析値は以下の通りである。 金:0.14% 銀:64.60% 雑:35.26% 雑分はほとんどが銅であるが、少量の鉛などを含む。
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