偽装警察編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 00:08 UTC 版)
「ダブルフェイス (テレビドラマ)」の記事における「偽装警察編」の解説
エリート警察官でありながら、ヤクザに情報を流すスパイ。 身寄りもなく荒んだ少年時代を過ごしていた高山は、ヤクザ相手にも怯まない勇気を見込まれて織田大成に拾われ、親と子の関係として育てられた。大学法学部を卒業した高山は、織田からヤクザとしてではなく刑事になって組を手助けするよう進言され神奈川県警察学校に入校しその中でも一際頭角を表し始める。警察官として正式配属後も出世して神奈川県警警部の地位にまで上り詰めた。小野寺警視正の殉職後、高山は小野寺の動きを捕捉しておきながら報告しなかったことを岡崎ら組織犯罪対策課の刑事達から責め立てられ、同時に織田からも新たな命令を受ける。それは厚生労働省の代議士の娘・末永万里に接近し関係を持つことだった。偶然もあって万里と同居を開始した高山だったが、織田からはさらに万里を薬漬けにするよう命令される。高山も警官とヤクザの二重生活に揺れていたが、父親に抗う生き方をする万里と接した高山はある決断をする。警備部長・菅原から、潜入捜査官を捕捉・救出するためのデータ解析を命じられた高山は、殉職した小野寺の遺品のパソコンや携帯電話から潜入捜査官の登録データにアクセスするが、高山はパスワードがわからずログインできない。そこで、携帯電話の通話記録から死の直前に連絡を取っていた人物に電話をかけた。小野寺と弟分のヒロシを亡くした森屋は、刑事に戻る術を失い、奈緒子にも連絡を取らず抜け殻のような日々を過ごしていたが、死んだはずの小野寺からの電話を受ける。警戒しながらも電話を取った森屋は、ついに高山と接触する。高山は小野寺の後継者として森屋と手を組み、小野寺の仇を取るべく織田に罠を仕掛ける。対立する組を潰し勢力拡大を狙う織田は海外マフィアと薬物取引を行うが、森屋からの情報を得た高山が送り込んだ警官隊の突入によって組員の殆どが逮捕されてしまう。高山が自分を裏切ったことを察した織田は「親を殺すのか」と詰め寄るが、高山は銃を向け「自分の道は自分で決める」と、かつて織田から贈られた言葉をそのまま返し、織田を射殺する。織田組壊滅の功労者として、岡崎らからの信頼も回復した高山は改めて森屋と向き合い、警察官の身分を戻してやると約束する。しかし、高山が席を立っている間に、森屋は高山が織田組のスパイであることに気づき、県警本部から姿を消す。高山もまた、森屋に正体を知られたと気づき、登録データを削除、織田殺害の犯人に仕立てて指名手配する。 森屋は奈緒子に連絡し、高山との最後の対決に挑む。
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