俳優・監督の養成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 17:38 UTC 版)
「D・W・グリフィス」の記事における「俳優・監督の養成」の解説
グリフィスのもとからは後に大活躍する多くの俳優・監督らを輩出している。 リリアン・ギッシュメアリー・ピックフォードの紹介で、妹のドロシー・ギッシュとともにバイオグラフ社に入り、グリフィスの『見えざる敵』で映画デビューしている。以降グリフィス作品に欠かせない女優として『國民の創生』『イントレランス』『散り行く花』などに出演。二人は生涯を通じて芸術家同士として尊敬し合う友情で結ばれていた。『嵐の孤児』が最後のグリフィス作品となったが、その後も大活躍し、サイレント時代を代表する名女優となった。 メアリー・ピックフォード16歳のときにグリフィス作品で映画デビューを果たし、バイオグラフ社の作品で活躍した。その後グリフィスのもとを離れ、「アメリカの恋人」と呼ばれる大女優にまで成長した。また、二人はUA創立者である。 マック・セネットバイオグラフ社で俳優時代のグリフィスと共演しており、グリフィスが監督となると彼のもとで映画製作のノウハウを学んだ。その後トライアングル社傘下のキーストン社(英語版)[要リンク修正]でキーストンコップスを手掛けていった。 ダグラス・フェアバンクスグリフィス主宰のファインアーツ社からデビュー(デビュー作がグリフィス脚本の『快男子』)。『イントレランス』に端役で出演している。その後冒険活劇スターとして活躍。また、二人はUA創立者である。 ライオネル・バリモアバイオグラフ社時代にグリフィスのもとで数本の脚本を書き、端役を演じていた。その後MGMに入社しスター俳優となった。 ドナルド・クリスプグリフィスとは友人で、共にハリウッドに渡り、彼の助手を務めた後に映画監督となった。『國民の創生』『イントレランス』『散り行く花』に出演している。 エリッヒ・フォン・シュトロハイム『國民の創生』『イントレランス』で助監督を務め、端役で出演もしている。その後リアリズムの名巨匠となった。 エルマー・クリフトン『國民の創生』『イントレランス』で助監督を務め、ノンクレジットで出演もしている。『東への道』には協力監督として、B班の監督を務めるとともに、スタントも務めている。 ほか、フローレンス・ローレンス、メエ・マーシュ、ヘンリー・B・ウォルソール(英語版)、リチャード・バーセルメスなどの俳優がグリフィスのもとから巣立っている。またラオール・ウォルシュ、ジャック・コンウェイ、トッド・ブラウニング、ヴィクター・フレミング、アラン・ドワン、W・S・ヴァン・ダイク、ジョン・フォードらの監督もグリフィスのもとで助手や脇役を務めていた。
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