ていきんり‐せいさく【低金利政策】
読み方:ていきんりせいさく
国内の有効需要が不足しているときに、景気刺激策として、基準割引率および基準貸付利率(公定歩合)の引き下げ、預金準備率の引き下げなどにより、金利を引き下げようとする政策。
[補説] 平成11年(1999)2月には日銀の政策委員会・金融政策決定会合においてゼロ金利政策を措置することが決められた。金融政策の操作目標とする無担保コールレート翌日物金利の誘導をできる限り低くし、市場の加重平均から見た翌日物金利を実質0パーセントまで低下させる。デフレを回避するための緊急の金融緩和策として導入され、平成12年(2000)8月に一旦解除された。しかしその後の景気の悪化により、平成13年(2001)短期金利の誘導目標を0.15パーセントまで引き下げ、量的緩和政策を導入。平成18年(2006)3月の量的緩和策解除後、同年7月のゼロ金利政策解除まで導入された。
金融政策
(低金利政策 から転送)
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金融政策(きんゆうせいさく、英: monetary policy)は、中央銀行が行う金融面からの経済政策のこと。財政政策とならぶ経済政策の柱である。
注釈
出典
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低金利政策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 03:19 UTC 版)
「世界金融危機 (2007年-2010年)」の記事における「低金利政策」の解説
2000年にドットコム・バブルが崩壊し、インターネット・情報技術関連企業の上場が多いNASDAQ市場は暴落して、2001年第2四半期からアメリカのGDPが3四半期連続のマイナス成長となった。失業率も増加を続けてアメリカの財政赤字は拡大した。FRBは2000年末から利下げを繰り返し、ジョージ・W・ブッシュ政権は大規模な所得減税を行った。この結果、アメリカ金融史上で最も低金利の時代となったが、当時のFRB議長だったアラン・グリーンスパンは低金利政策が誤りだったとのちに認めている。 エンロンが2001年に粉飾決算で破綻したのちに金融機関への規制強化が検討されたが、実施されなかった。規制が強化されなかったため、後述のシャドー・バンキングが急拡大した。
※この「低金利政策」の解説は、「世界金融危機 (2007年-2010年)」の解説の一部です。
「低金利政策」を含む「世界金融危機 (2007年-2010年)」の記事については、「世界金融危機 (2007年-2010年)」の概要を参照ください。
「低金利政策」の例文・使い方・用例・文例
- 低金利政策という金融政策
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