いそうさ‐けんびきょう〔ヰサウサケンビキヤウ〕【位相差顕微鏡】
位相差顕微鏡
実験装置の種類で、固定や染色せずに生きた状態で観察する時に用いる顕微鏡。試料の厚さや屈折率の差が原因となる透過光の位相のずれを光の明暗に転換させるため染色をせずに試料が観察可能となる。
実験方法装置単位など: | 二次元ポリアクリルアミドゲル電気泳勧 二点交雑 二重免疫拡散法 位相差顕微鏡 低角度シャドウイング法 光リソグラフィー 光中断 |
位相差顕微鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 14:33 UTC 版)
位相差顕微鏡(いそうさけんびきょう)とは、光線の位相差をコントラストに変換して観察できる光学顕微鏡のことである。標本を無染色・非侵襲的に観察することができるため、特に生物細胞を観察する場合や臨床検査に多く用いられる。また、石綿の検出にも使用される。
- ^ 鶴田匡夫 (1997). “ゼルニケと位相差顕微鏡”. 第4・光の鉛筆. ISBN 491585115X
- ^ 鶴田匡夫 (1990). 応用光学I. ISBN 4-563-02331-0
- ^ 山梨大学 医学工学総合研究部 社会システム系 環境微生物学研究室資料 封入液の屈折率の操作による明視野位相差顕微鏡像の改善(ネガティブコントラストとポジティブコントラストの差異他、観察法の改善などについても触れられている)
- 1 位相差顕微鏡とは
- 2 位相差顕微鏡の概要
- 3 その他
位相差顕微鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 16:58 UTC 版)
詳細は「位相差顕微鏡」を参照 無色透明ではあるが屈折率が異なる部分からなる試料を観察する為の顕微鏡。屈折率が大きな媒質中を通る光は、屈折率が小さい媒質中を通る光よりもその位相が遅れる。この位相差に関わる回折光を利用する顕微鏡である。コンデンサーと対物レンズにより位相のずれた回折光同士を干渉させ、位相差を明暗に変えて観察する。この方法により、ほとんど透明な生物細胞の内部構造を観察することが可能である。位相差コンデンサーと位相差用対物レンズを利用する。1934年[要出典]オランダのゼルニケ (Frits (Frederik) Zernike)が考案。1953年ノーベル物理学賞受賞。
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「位相差顕微鏡」の例文・使い方・用例・文例
- 位相差顕微鏡という顕微鏡
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