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伊藤の補題

読み方いとうのほだい
【英】:Itô's lemma


拡散過程X_t \,微小時間dt \,での平均\mu (t, X_t) {\mbox{d}}t \,, 分散\sigma^2 (t,X_t) {\mbox{d}}t \,与えられるとき, 確率微分方程式では

{\mbox{d}}X_t=\mu(t,X_t){\mbox{d}}t +\sigma (t,X_t) {\mbox{d}}B_t \,

表現する. ここでB_t \,ブラウン運動である. さらにY_t=g(t,X_t) \,変換すると, Y_t \,は伊藤の補題により,

\mbox{d}Y_t = g_t(t, X_t) \mbox{d}t + g_x(t, X_t) \mbox{d}X_t + (1/2)g_{xx}(t, X_t)(\mbox{d} X_t)^2 \,

満たす.

ただし({\mbox{d}}X_t)^2 \,は, 計算規則

{\mbox{d}}t \cdot {\mbox{d}}t = {\mbox{d}}t \cdot {\mbox{d}}B_t = {\mbox{d}}B_t \cdot {\mbox{d}}t = 0, \ \ {\mbox{d}}B_t \cdot {\mbox{d}}B_t={\mbox{d}}t \,

により与えられる.



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伊藤の補題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/15 12:27 UTC 版)

ウィーナー過程の一試行(青線)の伊藤積分(緑線)の例

伊藤の補題(いとうのほだい)は確率微分方程式確率過程に関する積分を簡便に計算するための方法。


  1. ^ 伊藤清 『確率論』 岩波書店、1991年。 5.15 章
  2. ^ 同書 5.16 章
  3. ^ 同書定理 5.38
  4. ^ 同書補題 5.11


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