任意共済から生命保険への転換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 05:56 UTC 版)
「楽天生命保険」の記事における「任意共済から生命保険への転換」の解説
アリコジャパン(現・メットライフ生命保険)副社長やアクサ生命保険(旧法人)社長を歴任 した中川博迪が1996年に設立したエキスパートアライアンス株式会社 は、1999年に会員制ロードサービス事業をスタートさせると共に、会員向けのサービスとして任意共済(無認可共済)事業を開始した。会員が自ら紹介者となり新たな会員を紹介する手法(いわゆる多段階販売方式)で会員を増やした結果、2007年の時点で契約者数は約30万人、契約件数は約90万件に達し、任意共済事業者としては国内でトップとなった。 しかし2006年に保険業法が改正され、これまで規制のなかった任意共済が新たに規制の対象となったことから、2007年10月にエキスパートアライアンス保険準備株式会社を設立し、金融庁に生命保険業の免許を申請した。免許申請に当たっては当初はこれまでの多段階販売方式を踏襲して営業活動を行うことを前提としていたが、最終的にはこれは行わず、エキスパートアライアンスから承継した共済契約についても、新たに契約した生命保険契約とは経理を区分することとなった。 2008年8月1日付で生命保険業の免許を取得、同時に商号をアイリオ生命保険株式会社に変更した。アイリオとは、「愛」と、ポルトガル語で「川」を意味する「リオ」を組み合わせた造語であり、「愛を川のように大きく育みたい」の意味がある。社長には、アリコおよびアクサ生命での中川の部下であり、当時エキスパートアライアンスの代表取締役であった 米田光生が就いた。任意共済が生命保険業に転換したのはこれが初めてのケースとなった。
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