交差反応とは? わかりやすく解説

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こうさ‐はんのう〔カウサハンオウ〕【交差反応】

読み方:こうさはんのう

交差免疫


交差反応性

(交差反応 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 23:51 UTC 版)

一般的な意味での交差反応性(こうさはんのうせい、: cross-reactivity)は、予期した主反応以外の反応を開始する被験物質の反応性である。このことは、医学における診断テストを含む、あらゆる種類のテストやアッセイに影響を及ぼし、偽陽性の原因となる可能性がある。免疫学では、交差反応性の定義は、特に抗原に対する免疫系応答を指す。免疫系と2つの異なる病原体の抗原との間、あるいは1つの病原体と非病原体上のタンパク質との間に交差反応が起こる可能性があり、これがアレルギーの原因となる場合もある。   


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交差反応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:41 UTC 版)

アレルゲン」の記事における「交差反応」の解説

たとえば各種イネ科植物の花粉においては含まれる抗原特徴きわめて似ているため、1種類花粉のみに感作されていても、同種のイネ科花粉アレルギー反応起こすことが知られている。こうしたことを交差反応という。すなわち、異な抗原アレルゲンなり得る交差抗原性があるという。 また、そうした花粉症患者のうち、花粉ではないものに反応する患者もいる。カバノキ科花粉症患者によくみられる口腔アレルギー症候群がそれで、リンゴモモなどバラ科果物食べるとかゆみやしびれなどを感じる。これら果物症状がないうちは問題ない思われるが、かゆみ等出てきた場合ひどくなる呼吸困難等に至りアナフィラキシーショック起こすこともあるので注意が必要である。医療機関果物アレルギー検査もできる。業務ゴム製品接することの多い人にみられるラテックスゴムアレルギーがあるが、これはアボカドバナナクリなどの食品交差抗原性がある。ラテックス・フルーツ症候群という。

※この「交差反応」の解説は、「アレルゲン」の解説の一部です。
「交差反応」を含む「アレルゲン」の記事については、「アレルゲン」の概要を参照ください。

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