五百万石とは? わかりやすく解説

五百万石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/12 12:48 UTC 版)

五百万石(ごひゃくまんごく)は、イネ品種の1つ。主に日本酒醸造に用いられる酒造好適米新潟県で新200号と菊水を交配させて誕生した品種で、1944年に「交系290号」と系統名がつけられたが、栽培は第2次世界大戦で一時中断となった[1]。その後新潟県の奨励品種となり1957年に品種登録され、交配から20年近くを経て普及した[1][2]。その後は北陸を中心に普及し、2001年山田錦に抜かれるまでは、酒造好適米としては長く作付け面積1位の座を守った[3][1]。2022年の生産量は2位[4]


  1. ^ a b c d e f g 酒米ハンドブック p.33
  2. ^ a b 近代日本の酒造り p.174
  3. ^ 酒米ハンドブック p.2
  4. ^ 資料2 酒造好適米の農産物検査結果(生産量)と令和4年産の生産量推計(銘柄別) 農林水産省
  5. ^ 酒米ハンドブック p.88
  6. ^ a b c d 酒米ハンドブック p.89
  7. ^ a b 酒米ハンドブック p.91


「五百万石」の続きの解説一覧

五百万石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)

酒米」の記事における「五百万石」の解説

新潟県の項参照2019年生産量2位

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五百万石(ごひゃくまんごく)

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酒米」の記事における「五百万石(ごひゃくまんごく)」の解説

山田錦」に次ぐ2大酒米。1956年昭和31年)、新潟県による開発同県農業試験場にて亀の尾後代にあたる新200号と、雄町=渡船後代にあたる菊水交配させることによって誕生。そのころ新潟米の生産高が五百万石を突破したことを記念してこのように命名された。すっきりとした切れ味良い酒も多いが、いわゆるフルーティーな香り」を醸し出す代表的品種で、1980年代以来吟醸酒ブーム立役者となっている。同県のみならず北陸地方日本海側多く栽培されるが、耐冷性に弱く、耐倒伏性にもやや弱い。耐病性は、どの県・地域栽培されるかによって違いが出るが、大方いもち病、紋病、イネカラバエには普通で、白葉枯病は弱い。また粒が小さいため高度精米に耐えられず、精米歩合50%程度一般的な目安とされる弱点克服すべく、色々な品種かけあわせて新種親株となっている。

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