乗船まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 15:17 UTC 版)
麻布中学校 の二学期の遠足は、中学校は日帰りで10月8日に行うことになり、2年生の行き先は高尾山相模湖方面となった。生徒276人は、担任の教諭4人を含む教諭6人の付き添いで出発した。高尾山登山を終え、大垂水峠を越した辺りから雨が降り出した。その後、大垂水公園からバスで相模湖嵐山湖畔へ12時頃着き、白須茶店で昼食をとった。その後は徒歩でダムなどを見学する予定であったが、茶店の女主人に遊覧船の乗船を勧められたため、急遽予定を変更し、希望者が各自船賃を支払った上、教諭の付き添いで遊覧船を利用することにした。 この時、乗船を希望した人数は教諭2人と生徒75人で、全員が一度に定員が乗客19人、船員2人の内郷丸に乗り込むことになった。船主の説明によれば、料金を受け取っているうちに生徒が我先にと船に乗り込んでしまい、そのまま出発してしまったという。 後日の横浜地方海難審判庁(当時)の調べで、人数の総重量は約3,660 kgに及んだことが分かっている。
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