遠足とは? わかりやすく解説

えん‐そく〔ヱン‐〕【遠足】

読み方:えんそく

[名](スル)

学校で、運動見学目的として、教師引率で行う日帰り小旅行。《 春》

遠い所まで出かけること。

家弟をつれて多摩川の方へ—したときに」〈独歩武蔵野


バーバー:遠足

英語表記/番号出版情報
バーバー:遠足Excursions Op.20作曲年: 1942-44年  出版年1945年  初版出版地/出版社: Schirmer 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1  op.20-1 "Un poco allegro"3分00 No Image
2  op.20-2 "In slow blues tempo"5分30秒 No Image
3  op.20-3 "Allegretto"3分30秒 No Image
4  op.20-4 "Allegro molto"3分00 No Image

遠足

作者坂本次郎

収載図書文学伝習所人々
出版社講談社
刊行年月1988.1


遠足

作者島尾敏雄

収載図書硝子障子シルエット小説集
出版社講談社
刊行年月1989.10
シリーズ名講談社文芸文庫


遠足

作者梅崎春生

収載図書追い日々
出版社光文社
刊行年月1989.11
シリーズ名「光る話」の花束


遠足

作者徳田秋声

収載図書徳田秋声全集 第14巻 無駄道・乾いた
出版社八木書店
刊行年月2000.7


遠足

作者高橋征治

収載図書母恋
出版社文芸社
刊行年月2000.11


遠足

読み方:エンソクensoku

見学運動などのために遠い所へ歩いてゆくこと

季節

分類 人事


遠足

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 09:26 UTC 版)

遠足(えんそく)は、主に学校において校外へ出かける日帰り程度の旅行のことをいう。

遠足の子どもたちの例。のプラットホームにて。

日本における遠足

小学校及び中学校の学習指導要領解説の「特別活動編」において「遠足・集団宿泊的行事」として定められた学校行事である[1]。そのねらいとして、学校における学習活動を充実発展させる、教師と児童(生徒)、児童(生徒)相互の人間的な触れ合いを深める、基本的な生活習慣や公衆道徳などについての体験を積むことなどが定められている[1]。幼稚園や高等学校でも実施されることがある(ただし高等学校学習指導要領では「旅行・集団宿泊的行事」となっている[2])。

1968年(昭和43年)には文部省(当時)から「小学校、中学校、高等学校等の遠足・修学旅行について」という通達が出された[2]

なお、社会科見学理科の野外観察・生活科の校外探検活動も「遠足」と呼び習わすこともある。

起源

旧制武蔵高校の遠足(1946年秋)

「遠足」の語は、遠方に行く・足を延ばすの意味で江戸末期には用いられていた[3]

学校行事としての遠足の起源に関しては諸説あり様々な研究が行われている[4]

1886年明治19年)に東京師範学校が実施した「長途遠足」(兵式体操演習とともに学術研究を行った)は、「修学旅行の嚆矢」としても知られている[5]。明治20年4月14日付けで、東京府北豊島区峡田小学校が飛鳥山への遠足を東京府学務課に届けた記録があり、本郷区誠之尋常高等小学校の学校日誌には、高等科生を主として汽車を利用して鎌倉江ノ島南多摩郡百草村などへの遠出や上級学校、練兵場の見学などの記載が見られる[6]

また、1900年明治33年 )の文部省通達(第3次小学校令)で、兵式教練(歩兵操典第一部基本教練)の一環として、遠足、水泳、氷辷、舟漕を遊戯として取り入れるよう指示されていた[7]

行き先

遠足の行き先は、経費が適切であること、学びに役立つ場所であること、昼食のとれる場所があることなどが考慮される[8]

埼玉県や東京都からの年100グループ以上の遠足が訪れる巾着田を中心とする高麗郷(こまごう)では、所管する日高市が2017年4月8日、「遠足の聖地」を宣言した。大人の観光や移住者誘致への波及効果も期待している[9]

おやつ

日本の遠足では各自がおやつを持参する習慣がみられた。ふつうは総額で300円など上限があり、店舗へ出向きこの範囲内でやりくりして購入するのも、社会勉強の一環とされた。

しかし、2010年代後半から食物アレルギー対策として、遠足でのおやつの持参や交換を禁止する小学校も多くなっている[10]

フィールドトリップ

アメリカ合衆国の小学校では日帰りのフィールド・トリップを取り入れている学校もあり、ハワイの小学校ではサトイモ系の植物の畑(タロパッチ)やフィッシュポンド(養殖池)への訪問など体験型のものが多い[11]

なお、フィールドトリップには企業が主催して参加するものなども広く含まれ、必ずしも学校行事に限定した概念ではない[12]

脚注

出典

  1. ^ a b 効果的な集団宿泊学習のために”. 鹿児島県立南薩少年自然の家. 2023年4月11日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ a b STEP09 修学旅行の教育的位置づけ”. 文部科学省. 2023年4月11日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ 続膝栗毛(1810年)に、『今日遠足(ヱンソク)どもいたして』とある(小学館、日本国語大辞典第二版、2003年)
  4. ^ 加藤一佳「戦前における小学校遠足の形成過程及び事故防止対策に関する考察 : 教師の安全保護義務に関する考察6」『教育学部研究紀要』第1巻、明星大学教育学部、2011年3月、1-20頁、ISSN 2185-9051NAID 120005464431CRID 1050001201671348608 
  5. ^ 『東京高等師範学校沿革略志』東京高等師範学校,1911 p.37-38
  6. ^ 加藤一佳「戦前大正期における小学校の遠足事故に関する考察 : 教師の「果たすべき安全保護義務」に関する考察(5)」『明星大学教育学研究紀要』第25巻、明星大学教育学研究室、2010年3月、18-40頁、ISSN 1346-664XNAID 120006771969CRID 1050001339266467712 
  7. ^ 松浪稔「明治期における小学校体操科の内容に関する研究 : 第3次小学校令(明治33年)を中心にして(教育史,後藤純郎先生古希記念号)」『教育學雑誌』第29巻、日本大学教育学会、1995年、109-124頁、doi:10.20554/nihondaigakukyouikugakkai.29.0_109ISSN 0288-4038NAID 110009901486 
  8. ^ 日高市遠足の聖地プロジェクト推進計画”. 埼玉県日高市. 2023年4月11日閲覧。
  9. ^ 「遠足の聖地」宣言”. 日高市ホームページ. 2018年8月2日閲覧。
  10. ^ 遠足におやつ「ダメ」小学校、アレルギー対策で”. 日本経済新聞. 2023年4月11日閲覧。
  11. ^ 学校行事事情”. j-wave. 2023年4月11日閲覧。
  12. ^ 米Apple、Appleフィールドトリップのプログラムの提供を終了”. iPhone Mania. 2023年4月11日閲覧。

関連項目

外部リンク


遠足 (1,3)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 09:50 UTC 版)

東京都立八王子東高等学校」の記事における「遠足 (1,3)」の解説

1年生の遠足先は横浜鎌倉方面、3年生の遠足先は東京都内で班ごとに自由に選ぶ。

※この「遠足 (1,3)」の解説は、「東京都立八王子東高等学校」の解説の一部です。
「遠足 (1,3)」を含む「東京都立八王子東高等学校」の記事については、「東京都立八王子東高等学校」の概要を参照ください。


遠足(10月)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:37 UTC 版)

香川県立丸亀高等学校」の記事における「遠足(10月)」の解説

3年生岡山県倉敷に行く。大原美術館鑑賞美観地区散策などを行い、また自由時間にはアウトレットパークに行くことも可能である。

※この「遠足(10月)」の解説は、「香川県立丸亀高等学校」の解説の一部です。
「遠足(10月)」を含む「香川県立丸亀高等学校」の記事については、「香川県立丸亀高等学校」の概要を参照ください。


遠足(10月)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 07:32 UTC 版)

大阪府立北野高等学校」の記事における「遠足(10月)」の解説

クラス親睦を深めるために年1回行われる。場所等はクラスごとに自由に計画する

※この「遠足(10月)」の解説は、「大阪府立北野高等学校」の解説の一部です。
「遠足(10月)」を含む「大阪府立北野高等学校」の記事については、「大阪府立北野高等学校」の概要を参照ください。

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遠足

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 07:41 UTC 版)

発音(?)

名詞

(えんそく)

  1. 学校生徒らが、見学等を目的とし、遠くへ行くこと。
  2. (やや古)遠くへでかけること。

動詞

活用


「遠足」の例文・使い方・用例・文例

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