中世の小路と街並み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 06:36 UTC 版)
「ザルツブルク市街の歴史地区」の記事における「中世の小路と街並み」の解説
ザルツブルク旧市街にはゲトライデ通り (Getreidegasse)、ユーデンガッセ (Judengasse)、ゴルト通り (Goldgasse)、ブロート通り (Brodgasse)、河畔通り (Kaigasse)、新市街にはリンツ通り (Linzergasse)、シュタイン通り (Steingasse) など数々の路があり、中世の都市構造は、これら不規則に絡み合った細い小路によく残されており、その街並みにはアーケードをめぐらせた中庭がともなっている。また、それぞれの小路では、中世様式、ロマネスク様式、ルネサンス様式、バロック様式など各様式で建てられた建築物や、ハプスブルク君主国の時代における擬古典的で優雅な民家を目にすることができる。 旧市街(ツェントラル)中心部のゲトライデ通りには商店、同業者組合、業者などの装飾的な鉄細工の看板がたくさん並んでおり、現在では、ユーデン通りとならび、ザルツブルク旧市街で最も繁華な小路となっている。ユーデン通りは、その名のとおり、かつてユダヤ人の居住したゲットーのあった小路である。
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