上弦と下弦とは? わかりやすく解説

上弦と下弦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 01:49 UTC 版)

弦月」の記事における「上弦と下弦」の解説

出現時期により、新月から次の新月までの1朔望月(約1ヶ月間)の中で弦月半月)は2回あり、最初に半月となる1つ目(月相7、右図太陽-地球-月(3)とで成す角度90度)を上弦の月じょうげんのつき)、上弦月じょうげんげつ)または単に上弦じょうげん)と表現し次に半月となる2つ目(月相21右図太陽-地球-月(7)とで成す角度270度)を下弦の月かげんのつき)、下弦月(かげんげつ)、または単に下弦(かげん)と表現する。これらの「上」「下」は、月相における順序先・後であることを意味し1か月を3旬に分けたときの上旬・(中旬)・下旬同様の用法である。なお月運行基づいた太陰太陽暦(および太陰暦)では、上弦の月上旬下弦の月下旬現れる上弦の月運行太陽6時遅れていて、12時にのぼり24時に沈む。そのため夕方や夜浅くに見やすい。下弦の月6時進んでいて、0時にのぼり12時に沈む。そのため深夜過ぎや未明に見やすい。夜浅くに西の空に見え上弦の月は、弦の部分が上に見える。午前中に西の空に見え下弦の月は、弦の部分下に見える。上弦輝いているのは、月の後方半球公転運動の後ろ側)、東半球、北を上にしたときの右半分である。下弦輝いているのは、前方半球公転運動の前方側)、西半球、北を上にしたときの左半分である。輝いている部分面積同じだが、月の海と月の陸の配置により、上弦のほうがわずかに明るい。 また、西の地平線に対して、弦を上にして沈む月を上弦、下にして沈む月を下弦とする説がある。同じ月相の月でも、昇った直後と沈む直前とでは上下がほぼ逆になる。ただし、深夜早朝を除く通常の生活時間帯に見える月の形は、上弦の月1824時)の弦は上にあり、下弦の月(6〜12時)の弦は下にある。

※この「上弦と下弦」の解説は、「弦月」の解説の一部です。
「上弦と下弦」を含む「弦月」の記事については、「弦月」の概要を参照ください。

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