一部を省略するもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 16:29 UTC 版)
例7「㐰()は「囗」の中の古を削除している。「国」などにも見られる。 「働」は、真ん中の「重」を省略し、「仂」という形で書かれる場合がある。 「歴」の字の中の部分を削除し「厂(かん)」にした略字もある。なお「厂(かん)」の字は元々別字である。 「鷹」の字の中の部分を削除し「广」にした略字がある。三鷹市などで使用されている。 「経」の字を糸偏を省略し「圣(こつ)」にした略字もある。路線バスの方向幕や鉄道駅の発車標に「経由」を「圣由」に書き換えたのも多く見られる。また、「軽」の字を車偏を省略し上記と同じ「圣(こつ)」にした略字もある。熊本県の駐車場では「軽」の代わりに「圣(こつ)」で表示されているものもある。中国では「聖」の簡体字で使用されている。なお、「坙」「巠」はいずれも「けい」と音読し、「経」(「經」の親字)の略字・原字でもある。 「劇」は「虍」(こく、虎頭(とらがしら))に立刀(りっとう)を合わせた略字(※「豕」(いのこ)の部分を省略)を一時期使用していたところもある。
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