ドビュッシー:ロマンティックなワルツ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ドビュッシー:ロマンティックなワルツ | Valse romantique | 作曲年: 1890年 出版年: 1890年 初版出版地/出版社: Choudens |
作品解説
ヘ短調(最後はヘ長調に終わる。)4分の3拍子。
1890年前後の他の作品には、「ベルガマスク組曲」「二つのアラベスク」「マズルカ」「夢想」などの小品があるが、いづれも、同時期の歌曲ほど思いきった試み、展望を広げるような発見がなく、習作の域をさほどでない出来のものが多い。独自の語法は確立されておらず、ショパン、ボロディン、マスネ、サン=サーンス、フランク、フォーレなどの影響が色濃い。
ロマンティックなワルツもこの頃の作品とされているが、実際にはもう少しはやく着想されたものであると推測されている。
シューマン, クララ:ロマンティックなワルツ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューマン, クララ:ロマンティックなワルツ | Valses romantiques Op.4 | 作曲年: 1833?年 出版年: c1835年 初版出版地/出版社: Whistling |
作品解説
《ワルツ形式によるカプリス集》作品2といくぶん似たところがある。しかし、形式の点で、つまり全体をまとめ上げることにおいて、より安定性を獲得しているように思える。調性や楽想によっていくつかの部分に分けられるが、それぞれが独立しているのではなくアタッカで続き、冒頭のテーマも回帰される。また、長く華やかなコーダのフィナーレとしての作用も効果的だ。
この作品にも、クララとローベルトが共有した楽想が含まれている。それは、アンダンテの前奏のあとに始まる、アレグロのきらびやかなオクターヴの下行音形。これとほぼ同じ音形が、ローベルトの《謝肉祭》作品9の「ドイツ風ワルツ」の中間部に引用されている。
この作品を、クララ自身がオーケストラ編曲をし1838年に出版されたが、残念ながら現存しない。
ロマンティックなワルツ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ヴェラスケス:ロマンティックなワルツ | Valsa romantica | |
シャミナード:ロマンティックなワルツ | Valse romantique Op.115 |
ロマンティックなワルツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 14:06 UTC 版)
ロマンティックなワルツ(仏語:Valse romantique, 英語:Romantic waltz)
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