レビル戦死の余波と第13独立部隊出身者への冷遇
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「グリプス戦役」の記事における「レビル戦死の余波と第13独立部隊出身者への冷遇」の解説
一年戦争開戦前はスペースノイドに対して一定の理解と権利容認、軍事衝突の回避を連邦宇宙軍が担っており、その中心となっていたのが改革派に位置づけられるレビル、ティアンムら「レビル派」の将校たちだった。一年戦争が勃発するとレビルは指揮をとって劣勢を奇跡的に挽回し、完全勝利と勲功第一という栄誉の一歩手前にあったがデギン・ザビの和睦案を受け入れようとしたところギレン・ザビによってデギンもろともソーラ・レイで戦死。これによりレビル派は首魁を失い衰退。戦後、最後の有力人物たるジョン・コーウェン中将もガンダム開発計画が一大スキャンダルとなって失脚した。こうして守旧派の復活とタカ派(ティターンズ)の台頭を招くことになる。 一年戦争における連邦勝利の立役者となった第13独立部隊(通称ホワイトベース隊)は戦後解体された。彼らはヒーローとして衆知され、ジオン軍のシャア・アズナブルと並び、書籍で取り上げられるなど有名人となる。戦争終結により民間出身者を中心に構成された同隊はごく一部を除き除隊した。 戦後も連邦軍に残ったのはブライト・ノア、アムロ・レイ、ハヤト・コバヤシの三名である。 ホワイトベース艦長という華々しい実績を誇るブライトは佐官に昇進したが、テンプテーション艦長という閑職に回される。同じくハヤト・コバヤシも20代の若さで退役間際の軍人が勤めるような「戦争博物館館長」という閑職に回された。アムロ・レイに至っては大尉に昇進したものの、シャイアン基地にて厳重な監視下に置かれる「幽閉」という過酷な状況に到った。 これは同隊が連邦軍唯一のニュータイプ部隊として後ろ盾だったレビルの戦死後は特に危険視され、実戦部隊から遠ざける「飼い殺し」状態が妥当と連邦軍上層部が判断したことによる。 結果的に連邦軍への不信感を強めた彼らは揃ってエゥーゴおよびカラバに参加することになった。
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