リンク層プロトコル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 16:32 UTC 版)
TCP/IPモデルにおけるリンク層は、ホストが接続されたローカルネットワークセグメント(リンク)でしか作用しないネットワークプロトコルのことがよく説明されている分野である。このようなプロトコルパケットはその他のネットワークに転送されない。 Internet Engineering Task Force (IETF) により指定された、リンク層における中心となるプロトコルは、Address Resolution Protocol (ARP)、Reverse address resolution protocol (RARP)、および近隣探索プロトコル (NDP) である。NDPはIPv6においてARPと同様の機能を提供する手段である。IPv6の出現により、リンク層のレベルでもOpen Shortest Path First (OSPF) が作用するよう考慮されている。なおOSPFプロトコルのIPv4バージョンはインターネット層で作用することが考慮されていた。 TCP/IPモデルを検討する際、リンク層に適したもう1つのリンクステート型ルーティングプロトコルとしてIS-IS (RFC 1142) が存在する。しかしながらIS-ISはOSI参照スタック内で開発されたレイヤ2プロトコルであり、インターネット標準ではない。
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