OSI参照モデルとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 14:10 UTC 版)
「X.25」の記事における「OSI参照モデルとの関係」の解説
X.25はOSI参照モデルより以前から存在しているが、OSI参照モデルの物理層はX.25の「物理レベル」に対応し、データリンク層はX.25の「リンクレベル」に対応し、ネットワーク層はX.25の「パケットレベル」に対応している。X.25のリンクレベルである LAPB は信頼できない可能性もあるデータリンク上(複数の場合はマルチリンクと呼ぶ)で信頼できるデータ経路を提供する。X.25 のパケットレベルは Virtual Call 機構を提供するもので LAPB 上で動作する。リンクレベルが信頼できるデータ伝送を提供する限り、パケットレベルは誤りのない Virtual Call を提供する。ただし、リンクレベルが信頼できるデータ伝送を提供しない場合に備えて、パケットレベルでも誤りを通知する機構を備えている。初期バージョン以外のX.25では、OSIのネットワーク層のアドレッシング(後述するNSAPアドレッシング)を提供するファシリティを含む。
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OSI参照モデルとの関係
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「リンク層」の記事における「OSI参照モデルとの関係」の解説
TCP/IPモデルのリンク層は、開放型システム間相互接続 (OSI) プロトコル(英語版)スタックにおけるデータリンク層と物理層を組み合わせたものと直接比較されることが多い。これらの層はプロトコルの技術的な範囲においてはある程度一致はしているが、同一ではない。TCP/IPのリンク層は、OSIスタックの各層とはより広い範囲や原理に渡って異なる分類の概念と用語である。このことは、Address Resolution Protocol (ARP) などのTCP/IPモデルのリンク層に限定された特定のプロトコルが、OSIのデータリンク層とネットワーク層の中間に相当すると言われることが多いことからも良く分かる。一般的に、直接の比較や厳密な比較は避けるべきである。なぜならTCP/IPにおける層分けは主要な設計基準ではなく、「有害である」とみなされることが多いからである (RFC 3439)。 時々遭遇する別の用語であるネットワークアクセス層は、物理ネットワークとリンク層との近さを示唆しようとしている。しかしながら、この使い方はミスリーディングで標準的ではない。なぜならリンク層は単なるネットワークアクセスよりも広い範囲の機能を示唆するからである。重要なリンク層プロトコルは、ローカルネットワークのトポロジーを証明したり、ルーターや近隣のホストを発見することのように、ネットワークへのアクセスを超えた機能のために使用される。
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