リンク層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/31 02:43 UTC 版)
リンク層(Link layer)とはインターネット・プロトコル・スイートにおける一番下の層である。なおインターネット・プロトコル・スイートは一般的に、インターネットのネットワークアーキテクチャであるTCP/IPとして知られている。リンク層は RFC 1122 と RFC 1123 に記述されており、ホストが物理的に接続されているリンクにしか作用しないメソッドや通信プロトコルをまとめたものである。リンクとは、ネットワークにホストやノードを相互接続するために使用される、物理的かつ論理的なネットワークの構成要素である。リンクプロトコルとはLANセグメントやWAN接続において、隣接するネットワークノード間にしか作用しないメソッドや規格の一式である。
- ^ James F. Kurose, Keith W. Ross, Computer Networking: A Top-Down Approach, 2007 ISBN 0-321-49770-8
- ^ Mark Dye, Mark A. Dye, Wendell, Network Fundamentals: CCNA Exploration Companion Guide, 2007, ISBN 1-58713-208-7
- ^ Douglas E. Comer, Internetworking with TCP/IP: Principles, Protocols and Architecture, Pearson Prentice Hall 2005 ISBN 0-13-187671-6
- ^ Charles M. Kozierok, "The TCP/IP Guide", No Starch Press 2005
リンク層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 09:08 UTC 版)
「インテル QuickPath インターコネクト」の記事における「リンク層」の解説
リンク層は、80ビットのフリットを送受信することを担当する。各フリットは4つの20ビットのphitとして物理層に送られる。各フリットはリンク層のトランスミッタによって生成された8ビットのCRCを含む。リンク層のレシーバがCRCエラーを検出したとき、レシーバはフリットを経由してトランスミッタに通知し、トランスミッタはフリットを再送する。レシーバのバッファがオーバーフローを起こさないために、リンク層は貸方/借方の手法を用いたフロー制御を行う。 リンク層は、上位層がキャッシュの一貫性を保つため、データフリットをデータでないメッセージと区別できるよう6個のクラスをサポートする。QuickPath architectureの複雑な実装の中で、リンク層を、違うクラスのために別のフローとフロー制御を維持するように設定することができる。これがシングルプロセッサとデュアルプロセッサの実装のために必要であるか、実装されるかは明らかではない。
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