ヤナギ類葉さび病
和名:ヤナギ類葉さび病 |
学名:(病原菌)Melampsora epitea (Kunze et Schmidt) Thumen |
分布:北海道,本州,四国,九州 |
写真(上):オノエヤナギの病斑と夏胞子堆 |
写真(下):中間宿主のカラマツに発生したさび胞子堆 |
説明 病原菌は,他にMelampsora属菌13種,Caeoma属菌1種がある。5月頃から主に葉の裏側に黄色の粉(夏胞子)が形成され,夏胞子による感染が繰り返される。秋には葉の組織内に冬胞子が形成され,落葉中で越冬する。バイオマスエネルギーを得るために,海外ではヤナギの長短伐期栽培が行われているが,罹病葉は早期落葉を起こすため,被害が最も大きい病害となっている。越冬した冬胞子からは担子胞子が形成され,早春に中間宿主のカラマツなどへ感染を起こし,そこに形成されるさび胞子がヤナギへの第一次伝染源になる。病原菌の種によっては,ケシ科植物が中間宿主となるものもある。 |
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