メガドライブ 版『マッドストーカー FULLMETALFORTH』
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「マッドストーカー」の記事における「メガドライブ 版『マッドストーカー FULLMETALFORTH』」の解説
X60000版と同時期、メガドライブ(以下「MD」)版も開発されていたが、当時メガドライブカートリッジ用のROM価格が高騰、利益を出せるほどの販売数が見こめなかったことから、発売中止となった。その後、旧ファミリーソフトから資産を引き継いだオペラハウスが社外からMD版の試作ROMを見つけ、これを完成させて世に出すプロジェクトを始めた。未完成部分の開発は当時のメインプログラマーの一人である今泉正稔が監修した上で、レトロゲーム復刻系ソフトを各種開発している「たけがみりう」を中心とした新規スタッフらの手によって行われ、MD版は26年の歳月を得て「補完的完成」に至る。完成したMD版はX68000版に近いゲームデザインになっているが、アクションゲームを作るのに適しているMDの特性を生かし、キーレスポンスやキャラクターの動きに代表されるゲーム性および音(SE・BGM)の精度を高めること最優先として仕上げることを基本コンセプトとしており、(ROMの容量の差もあるが)PCエンジン版やPlayStation版のようなキャラクターデモや声優の音声は一切無い(X60000版にあった「VS MODE」は搭載されている)。 販売に関してはレトロゲーム機の周辺機器販売を中心とした事業を展開している株式会社コロンバスサークルの協力を得て、少数限定生産ではあるがMD用のROMカートリッジを収録メディアに使い、MD実機でプレイも可能となる非公式ソフトの発売へと至った。 なお、X68000と同時期(TOWNS版よりも前)に開発していた事を鑑み、英称は「FORCE」ではなく「FORTH」としている。 また、MD版の発売と同時に、サウンドトラック『MAD STALKER for TRUE MEGA DRIVERS』も発売された。このサウンドトラックには、メガドライブの初期型に搭載されていたYM2612によるアナログ録音と、後期型に搭載されていたYM3438によるデジタル録音の2種類のバージョンに加え、オリジナル版の作曲家であるヨナオケイシやhasu、梅垣ルナによるアレンジ楽曲が収録されている。
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