ミニヤコンカ
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ミニヤコンカは中華人民共和国四川省カンゼ・チベット族自治州に位置する大雪山脈の最高峰。由来は、ミニヤ国の白い山という意味。中国語表記は貢嘎山(日本では代用漢字で貢嗄山と表記することが多い、コンガ山、またはコンカ山)。標高7,556メートル。冬虫夏草をはじめとした貴重な薬草の採集地として知られ、麓の倒栽沖には唐代に皇帝から「薬王」の名を授けられたという孫恩妙を祀る廟がある。 ヒマラヤ山脈の各峰の標高が正確に測定される前は、標高9,220メートル(30,250フィート)とされ、世界最高峰に位置づけられたこともあり、古くから登山の対象となっている。しかし、急峻なうえにピークが不明瞭で遭難者から「頂上に騙された」と評されるほどの地形不明確な山頂、目まぐるしく変化する天候のために登頂に成功した者は20名に満たず、世界でも屈指の難峰となっている。
- ^ “中华人民共和国国务院公报 1988年第17号(总号:570)” (中国語). 中華人民共和国国務院. p. 570 (1988年8月25日). 2023年2月5日閲覧。
- ^ アルパイン・ジャーナル誌は6,250mより上で撮影された登頂を示す明瞭な写真などの証拠が無いことから登頂を認定しておらず、1984年のドイツ隊の登頂を「第四登」と表記している。
- ^ ミニヤコンカで米国登山隊員3人が行方不明、1人の遺体を発見―四川省
- 1 ミニヤコンカとは
- 2 ミニヤコンカの概要
- 3 海螺溝氷河
ミニヤコンカ(中国、大雪山脈、7,556メートル)
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「世界最高峰と考えられていた山」の記事における「ミニヤコンカ(中国、大雪山脈、7,556メートル)」の解説
1932年に比較的精度の高い測量がなされるまで様々な不正確な推定値があり、9,000メートルを越えるとされていたこともあった。
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