マリオアーティスト タレントスタジオ
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「マリオアーティストシリーズ」の記事における「マリオアーティスト タレントスタジオ」の解説
タレントスタジオは2000年2月23日に、NINTENDO64キャプチャーカセットとNINTENDO64マイクを同梱して配布、追加販売された、3DCGの人物モデル、またそれを使用したムービーの作成ソフト。 内容は、ポリゴンで作成された人形である「タレント」の作成、それらを使用した「ムービー」の作成の2段階になっている。これらの製作モードには部品や動作をランダムに設定させる「らくちんスイッチ」が用意されており、偶然にまかせて作られたものを楽しむこともできる。 パソコン用の同種のソフトと比べれば機能の制限は厳しいものの、その機能の制限が逆に製作をわかりやすくしている面もある。 このソフトは、宮本茂がファミリーコンピュータのディスクシステムで試作した似顔絵ソフトが元となっているが、作った似顔絵で何をするのか?というところで頓挫し、発売には至らなかった。このタレントスタジオでは、そこにムービー製作という目的をつけて一本のソフトとして完成し、発売することができた。 その後任天堂では、タレント作成を非常に細かく作りこむことができる方向性で発展させたニンテンドーゲームキューブ用ソフトを開発し、2002年と2003年のE3において「ステージデビュー」という名前で発表した。これは内部で「マネビト」と呼ばれていたもので、任天堂により「マネビト」の商標が取得された。しかしこれも作った人物で何をするのかが決まらなかったため、ソフトが発売されることはなかった。そしてWiiでは本体機能として、タレントスタジオのタレント作成から機能を大幅に限定した簡易な形でMiiが搭載された。これにより、宮本の当初の企画は、タレントスタジオを経て、人物の作成を中心とした単体のソフトとしてではなく、様々なソフトに流用できるプラスアルファの機能として再び世に出ることとなった。 なお、同梱品のキャプチャーカセットとマイクは複数持っていても意味が無いものであるにもかかわらず追加販売のものにも同梱されていた。
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