澳門郵政局
マカオ切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/17 02:18 UTC 版)
前述のように1884年から切手を発行したが、当時のポルトガルのほかの植民地の切手と同様に国名表記以外は図案は同一であったため、切手にはポルトガル語でしか表記されていなかった。これは記念切手も同様であった。 マカオ独自の図案の切手が発行されたのは1948年にマカオの風景を描いた普通切手シリーズからであり、漢字(中国語)が切手に入ったのは1977年発行の「マカオ立法会成立1周年記念切手」に「澳門立法会」の文字が最初であった。 ポルトガル統治時代に発行されたマカオ切手は、発行枚数が多くなかったこともあり1980年代前半までのものについては、比較的高価なプレミアがついているものが多い。 現在は「中国澳門」と国名表記がされているが、公用語とされているポルトガル語による表記も残されている。 1911年にポルトガルで王政廃止になった際に切手が不足した為、臨時の措置として4アボスと10アボス切手に文字を印刷した上で、斜めに裁断し、それぞれ2アボス切手と5アボス切手を2枚ずつとして使用したことがある。またタイプライターで印刷した紙片に局長の署名をして販売した臨時切手も存在する。
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