フィンの最期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 20:26 UTC 版)
デーシュの追放(英語版)という伝説によるとコーマック王はデーシュ王オェングスに襲われ負傷のため上王の座を退くことになった。その後、アルスターからエオハズ・グナト(英語版)という上王が出たが、翌年にはコーマックの息子ケアブリ(英語版)がエオハズを破り新たな上王となった。 ケアブリの時代にフィンは最期を迎えたとされる。諸説様々な伝説があり、死んでおらず洞窟で眠っているともされるが、ここではガヴラの戦いをフィンの人生の締め括りとする。 ケアブリはフィンとフィアナ騎士団を恐れ、嫌っていた。ケアブリは騎士団との誓いを破り使者を殺害して宣戦布告した結果、騎士団を捨て上王に従う者とフィンに従う者に真っ二つに分かれてしまう。両派閥はお互い援軍を連れて戦争となり、オスカはケアブリと相打ちとなる。オスカの死を嘆くフィンに対して、オスカは自分はフィンが死んでも泣いたりはしないと拒むが、フィンはディルムッドのことでオスカとの確執があると理解してなお彼の死に泣き、オスカも冗談と悲しみに浸りながら死亡した。孫の死を看取ったことで、年老いたフィンに再び若き日の勇猛心が目覚め、敵軍の多くを討ち倒すが、一人一人とまた忠臣が戦死していき、最後は一人で孤軍奮闘するものの、疲労困憊となったところをアーリューの五人の息子に槍で囲まれたことで終わりを悟り、胸を張って五本の槍を迎え、戦死した。
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