パッシブ‐タグ【passive tag】
パッシブタグ
【英】passive tag
パッシブタグとは、RFIDタグの中でも、電源を内蔵せず、リーダーライターから発信される信号を電力に変換して機能するタイプのRFIDタグのことである。
RFIDタグとは、ID情報の入ったICチップが埋め込まれた無線ICタグ(荷札)のことである。電波を使って識別コードを管理システムと送受信し、物品管理などに用いることができる。
パッシブタグは、自ら電源をもたないことを大きな特徴とする。リーダーライターのアンテナから1m~2m程度の至近距離では、電磁誘導現象などの原理を用いて動作し、電波を受信・発信することが可能である。リーダーライターから遠ざかると機能しないため、空間的な適用範囲は狭いが、低コストで製造でき、ほぼ永続的に使用することができるといったメリットを持っている。商品の在庫管理や盗難防止のタグとして手軽に使用することができる。
RFIDタグの中でも、電池を内蔵して常に信号を発信しており、長距離での交信が可能なタイプのRFIDタグは「アクティブタグ」(アクティブRFIDタグ)と呼ばれる。こちらは動く対象(人やバッグなど)につけて位置情報を管理するなどの用途で用いられる。
参照リンク
RIDFとは~パッシブ? アクティブ? -株式会社キュービックアイディ
パッシブタグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:21 UTC 版)
パッシブタグとは、リーダからの電波をエネルギー源として動作するRFタグで、電池を内蔵する必要がない。タグのアンテナはリーダからの電波の一部を反射するが、ID情報はこの反射波に乗せて返される。反射波の強度は非常に小さいため、アクティブタグに比べてパッシブタグの受信距離は比較的短くなるが、安価にできること、ほぼ恒久的に作動することから、今後の普及の本命と目されている。リーダ側は、比較的強めの電波を供給し、タグからの非常に微弱な反射波を受信・解読できる必要がある。
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