ドレスデン市電NGT D8DD形電車とは? わかりやすく解説

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ドレスデン市電NGT D8DD形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 00:17 UTC 版)

フレキシティ > フレキシティ・クラシック > ドレスデン市電NGT D8DD形電車
ドレスデン市電NGT D8DD形電車
NGT D8DD(2007年撮影)
基本情報
運用者 ドレスデン交通企業体ドイツ語版
製造所 ボンバルディア・トランスポーテーション
製造年 2006年 - 2009年
製造数 40両(2601 - 2640)
投入先 ドレスデン市電
主要諸元
編成 3車体連接車、片運転台
軸配置 Bo′Bo′+2′Bo′
軌間 1,450 mm
最高速度 70.0 km/h
車両定員 171人(着席69人[注1 1]、73人[注1 2]
(乗客密度4人/m2
車両重量 38.7 t
全長 30,040 mm
全幅 2,300 mm
主電動機 誘導電動機
主電動機出力 85 kW
出力 510 kW
制御方式 VVVFインバータ制御
備考 主要数値は[1][2][3][4]に基づく。
  1. ^ 2601 - 2620。
  2. ^ 2621 - 2640。
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NGT D8DDは、ドイツドレスデンに存在する路面電車ドレスデン市電で使用されている電車バリアフリーに適した超低床電車(部分超低床電車)である[1][2][3]

概要

2004年に発注が行われた、車体の大部分が低床構造となっている部分超低床電車。先に導入されたNGT D12DDと同様にボンバルディア・トランスポーテーションが展開するフレキシティ・クラシックの1車種だが、5車体連接車であるNGT D12DDから編成を縮小した3車体連接車となっているのが特徴である。乗降扉は前後車体に1箇所づつ、中間のフローティング車体に2箇所、車体の右側面に設置されている他、前方車体には乗務員扉も存在する。また、前後車体に存在するボギー台車のうち1台は主電動機が搭載されていない付随台車である[1][2][5][6]

当初は20両の発注が行われたが、後に20両が追加されたため、2020年現在の在籍数は40両(2601 - 2640)である。そのうち追加発注分の20両(2621 - 2640)は座席配置の見直しが行われ、着席定員数が4人分増加している。また14両[注釈 1]については姉妹都市を含む世界各国の都市の名前が付けられている他、2017年にはドレスデン市電で長年活躍していた高床式電車・タトラカーの営業運転開始50周年および路面電車博物館ドイツ語版の開館25周年を記念して1両にタトラカー導入時の塗装を模したラッピング塗装が施されている[1][2][7]

脚注

注釈

  1. ^ 車両番号の内訳は2601、2605 - 2608、2610、2613 - 2616、2624、2625、2630、2633である。

出典

  1. ^ a b c d Barrierefreie Straßenbahnen”. Dresdner Verkehrsbetriebe AG. 2020年7月31日閲覧。
  2. ^ a b c d Ryszard Piech (2009年2月17日). “Tramwaje niskopodłogowe w Dreźnie”. Infotram. 2020年7月31日閲覧。
  3. ^ a b Trevor Griffin; Transit Cooperative Research Program (2006). Center Truck Performance on Low-floor Light Rail Vehicles. TCRP Report 114. Transportation Research Board. pp. 8. ISBN 9780309098632 
  4. ^ 国際協力機構東京都交通局、アルメック VPI『添付資料 2 都市鉄道のシステム (PDF)』(レポート)〈鉄道整備と都市・地域開発を連携させる開発のあり方に関する調査最終報告書〉、2017年11月、27頁。2020年7月31日閲覧
  5. ^ Bombardier obtains German tram order, unveils new car design in London”. Progressive Railroading. TradePress Medie Group (2004年9月22日). 2020年7月31日閲覧。
  6. ^ Stefan Vockrodt (2010年4月). “Die Revolution Flexity Classic – Niederflur auf Drehgestellen”. STRASSENBAHN MAGAZIN. 2020年7月31日閲覧。
  7. ^ Ondřej Matěj Hrubeš (2017年6月6日). “Drážďanský tramvajový den – 50 let tramvají Tatra a 25 let tramvajového muzea”. MHD86.cz. 2020年7月31日閲覧。



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