ドリル・パイプ
掘り管
読み方: ほりかん
【英】: drill pipe
同義語: ドリル・パイプ 掘管
【英】: drill pipe
同義語: ドリル・パイプ 掘管
ロータリー掘りではビットを回したり、掘削泥水を循環させるための重い継ぎ目なしパイプ(seamless pipe)が使用されるが、これが掘り管と呼ばれるものである。大抵の場合 1 本の長さが 9m ぐらいで、ツール・ジョイントによりつながれて使用される。普通は鋼でできているが、アルミニウムの合金でできているものもある。アルミニウムのドリル・パイプは主に深い井戸の下の方のドリル・ストリング中に組み入れられたり、または遠隔地で輸送が困難な場所、すなわち道路または水路などがなく、空輸しなければならない場所などに多く使用される傾向にある。API 規格では、グレード D, E, X, G および S の掘り管について、材質、寸法、強度などを規定している。ツール・ジョイントは注文者の指定する型のものを取り付けることができる。 |
掘管
ドリルパイプ Drill Pipe
ビットへ回転を伝達し,泥水を坑底に送る役割をする。管体はシームレス(継目無し法)で,熱間加工または熱間加工後,所要の形状,長さ,性質を得るための冷間加工仕上げによって製造される。 ドリルパイプには,ダイカスト製の肉厚を増した(アブセット)ツールジョイントが溶接されている。アブセットには,インターナルアブセット(IU),エクスターナルアブセット(EU),インターナル・エクスターナルアブセット(IEU)があり,IUは内径側,EUは外径側,IEUは両側に肉厚を増したものを示す。ツールジョイントはドリルパイプを接続するために,API規格によるネジが切られている。 ドリルパイプの強度(引張)はグレードで示される。API規格ではE,X,G,Sに分類され,E~Sの順に強度を増す。長さはAPIの規定によりレンジ1~3で示し,レンジ1は,18~22ft,レンジ2は,27~30ft,レンジ3は,38~45ftとなる。また,掘削作業によってツールジョイントや管体が摩耗する。この機械的強度の減少に応じてドリルパイプの格付けをAPIで行っている。新管であれば,クラス1,80%以上の標準厚さに対する残厚さであれば,プレミアム,70%以上の標準厚さに対する残厚さであれば,クラス2となっている。 | |||
分野 | 一般掘削用語 | ||
同義語 | 掘管, 鉄管, ドリルステム | ||
関連用語 | ドリルストリング, ドリルカラー | ||
類似語 | ジョイント | ||
略語 | DP | ||
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「ドリルパイプ」の例文・使い方・用例・文例
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