デューンバギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 01:37 UTC 版)
デューンバギーは広義では海辺の砂丘を走るためのバギーカー。シャーシーを裸にしたパイプフレーム2シーターのものとされるが、1960年代のカリフォルニア近辺で、サーファーやそのライフスタイルに憧れる若者の心を射止めたのがVW・ビートルをベースに作られたレジャービークルとしての"デューンバギー"称す「メイヤーズ・マンクス」en:Meyers Manxである。 カスタマイズチューナーであるブルース・メイヤーが、1963年ショートホイールベースにしたビートルのシャシーにガラス繊維強化プラスチック製のボディを組み合わせて仕上げ、プロトタイプのできた翌年に「BFメイヤーズ·アンド·カンパニー」を設立。これがカスタムカー量産化され、同じくビートルベースであるバハ・バグと共にヒットする。当時の米国チューナーがこぞってバハ1000等で使用するバギーカーないしホットロッドカーのチューニングベース車両としていた事から多くのサプライヤーのノンライセンスデッドコピー車の対象にもなってしまい、これを法的裁判だけでは食い止めることが出来なかったため、1967年メイヤー自らオフロード仕様をラインナップに加え、バハ・レース(当時競技名「ブラジル1000」)に挑むも、クラッシュによる不運に見舞われるという経緯がある。 この経緯のためか1971年終わり頃に一旦BFメイヤーズ·アンド·カンパニーを閉鎖したが、近年メイヤーズ・マンクス事業を再開している。また、単に現代ナイズされ、都市部でも乗り入れやすく平地用偏平タイヤを履かせた物などは「ビーチバギー」、ビートルベースの物は「VWバギー」との別称も存在する。田宮模型からは1981年に同名で電動RC化されているほか、世界的に玩具展開された。これを諸元として、後年リバイバルされたVW・バギーup!が生まれている。 代表的なVWデューンバギー メイヤーズ・マンクス ドラッグレーサーシリーズ発祥であるEMPI Imp VW・バギーup!
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