デッドナー
車体の下まわり部分に、防錆、防音、防熱、防塵などの目的で、室外側からアスファルト系の物質をやや厚めに塗布した下塗りのことである。主として、タイヤが跳ね散らす雨水、泥水、寒冷地の塩分を含んだ砂利などから鋼板の腐食を防ぎ、またこれらの衝突音をやわらげるよう、ホイルハウスの内面にとくに重点的に塗布される。アンダーフロアのうち、前後フロアやシートバンは平面部分が多く、振動が生じやすい。この部分にはメルシートを室内側に貼って、塗装時の焼付けオーブンで融着させ、振動対策とする。これは室内側に施す制振工法なのでデッドナーと呼ぶ。
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