タラス河畔の戦いとは? わかりやすく解説

タラス河畔の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 04:50 UTC 版)

タラス河畔の戦い(タラスかはんのたたかい、アラビア語: معركة نهر طلاس‎、中国語: 怛羅斯會戰)は、751年A.H.133年、天宝10載)5月から9月にかけて、中央アジアタラス地方(現在のキルギス)アッバース朝の間で中央アジア覇権を巡って行われた天下分け目の戦闘である。製紙法が技術的に出遅れていた西方に伝来したきっかけとなった戦いとして有名である。




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タラス河畔の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 06:59 UTC 版)

タラス川」の記事における「タラス河畔の戦い」の解説

751年キルギスタラス近郊で、唐の安西四鎮節度使であった高仙芝イスラム帝国軍との間でタラス河畔の戦いが起こっている。この戦いは、高仙芝石国(シャーシュ)を攻略したことに始まった石国王の王子や「諸胡」と称される勢力アッバース朝ホラサーン総督アブー・ムスリム派兵求め後者ズィヤード・イブン=サーリフアラビア語版、中国語版)(アラビア語: زياد ابن صالح‎、英語: Ziyad ibn Salih)を将として一軍送った両軍はともに数万大軍勢で戦ったが、テュルク系一部族で唐に来朝していたカルルク葛邏禄)が唐を裏切ってアッバース軍に寝返り唐軍大敗した。 これにより、唐が西域から後退し、このとき捕虜となった中国人が紙の製法西方伝え契機となった

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タラス河畔の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 03:52 UTC 版)

段秀実」の記事における「タラス河畔の戦い」の解説

天宝4載(745年)、河西節度使夫蒙霊詧段秀実を別将(統領官)に任命する彼に付いて護蜜国(トハラの東で現在のアフガニスタンカーブルの北東)の征伐に於いては戦攻を建て、安西大都護府の別将に封ぜられる天宝7載(748年)、高仙芝夫蒙霊詧に代わって安西副都護となる、段秀実高仙芝付き従ううになる天宝10載(751年)、高仙芝挙兵しタラス包囲黒衣大食アッバース朝)の援軍が来ると、高仙芝軍隊敗れ(タラス河畔の戦い)、軍隊士気下がってしまった。夜に段秀実副将李嗣業の声が耳に入る段秀実大声で彼を糾弾して言った「敵を恐れて逃跑するは勇に非ず。己を庇い皆を貶めるは仁に非ず。軍敗れて逃責しようとするのは男じゃない」。李嗣業はこれを聞いたのち非常に慚愧した、後に段秀実とともに戦敗した部隊回収をはじめ、部隊整理し軍隊安西帰った後、李嗣業高仙芝は、段秀実判官にとの意思表明し高仙芝段秀実隴州大堆府の果毅隋唐武官府兵統べる官僚)に任命した天宝12載(753年)、封常清高仙芝に代わって安西副都護となる、段秀実封常清付いて大勃律を攻める、賀薩労城に進軍し一戦にして勝利する封常清逃亡した敵を追い討ちしようと考えたが、段秀実彼に進めて言った「もし弱り果てた敵人打っても、この敵人は我軍を惑わし狡猾な手を使うでしょう、どうか部隊山林搜索させるようお命じ下さい」。見当はあたり山林隠れている部隊発見する段秀実戦功により綏徳府の折衝都尉(高級武官)に任命された。

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