スーダン (サイ)
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スーダン(Sudan、1973年 – 2018年3月19日[1])は、ケニアのライキピアカウンティに所在するオルペジェタ自然保護区 (en) で飼育されていたオスのキタシロサイである。絶滅に瀕しているキタシロサイのオスとしては、最後の1頭であった[2][3][4]。2009年にチェコのドヴール・クラーロヴェー動物園 (en) からオルペジェタ自然保護区に引き取られて飼育されていたが、老齢化に伴う肢の感染症が悪化したため、最後は安楽死で生涯を終えた[3][4]。スーダンの死により、生存するキタシロサイの個体はスーダン自身の娘と孫にあたる2頭のメスのみとなった[4][2][3]。
注釈
出典
- ^ “キタシロサイ、最後の雄死ぬ=乱獲の末、事実上の絶滅-ケニア”. 時事通信社. (2018年3月20日) 2020年7月11日閲覧。
- ^ a b c d e 『ENDANGERED 絶滅の危機にさらされた生き物たち』、pp.264-265.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “巨体キタシロサイ最後のオス「スーダン」重体” (2018年3月5日). 2018年7月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “キタシロサイ、最後のオスが死んだ。このまま絶滅か、それとも…”. ハフポスト. (2018年3月20日) 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『絶滅危惧動物百科5』、pp.96-97.
- ^ a b c d e f 『世界絶滅危惧動物図鑑3 哺乳類I(食肉目、鯨目など)』、p.35.
- ^ a b c d e 『動物大百科 第4巻 大型草食獣』、pp.46-51.
- ^ Emslie, R. 2012. Ceratotherium simum. The IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T4185A16980466. doi:10.2305/IUCN.UK.2012.RLTS.T4185A16980466.en, Downloaded on 02 September 2017.
- Emslie, R. 2011. Ceratotherium simum ssp. cottoni. The IUCN Red List of Threatened Species 2011: e.T4183A10575517. doi:10.2305/IUCN.UK.2011-2.RLTS.T4183A10575517.en, Downloaded on 02 September 2017.
- Emslie, R. 2011. Ceratotherium simum ssp. simum. The IUCN Red List of Threatened Species 2011: e.T39317A10197219. doi:10.2305/IUCN.UK.2011-2.RLTS.T39317A10197219.en, Downloaded on 02 September 2017.
- ^ a b c d e f “絶滅まで…あと5頭 密猟・内戦の犠牲 キタシロサイ、米動物園で1頭死ぬ”. 産経ニュース. (2014年12月17日) 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b c d e “キタシロサイ、地球にたった1匹のオス、24時間体制で守られる”. ハフポスト. 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g “キタシロサイのオス、残りあと1頭に”. ナショナルジオグラフィック (2014年10月21日). 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b c d e f “絶滅寸前のキタシロサイ、最後のオスが感染症に”. ナショナルジオグラフィック. p. 1/2 (2018年3月6日). 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b c 『6度目の大絶滅』、p.289.
- ^ 『ENDANGERED 絶滅の危機にさらされた生き物たち』、p.330.
- ^ “Mládě milénia: Cesta k úspěchu”. Czech Radio (2000年4月11日). 2018年6月6日閲覧。
- ^ “アフリカのサイ、困難な密猟対策”. ナショナルジオグラフィック (2013年1月28日). 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b c d e f “キタシロサイ、残り4頭に 絶滅から守るために各地で行われていることは?”. ハフポスト. (2015年7月31日) 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b “絶滅寸前、キタシロサイが残りあと3頭に”. ナショナルジオグラフィック (2015年11月27日). 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b c “地球上で最後の1頭となったオスのキタシロサイの画像が物語る「絶滅」”. AOL (2017年11月16日). 2018年7月29日閲覧。
- ^ a b c d “世界一結婚が望まれるアフリカの“男性”を救うべく、前代未聞900万ドルの婚活キャンペーンがスタート”. ハーバービジネスオンライン (2017年4月28日). 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b c d e “画期的な胚生産技術で「キタシロサイを絶滅から救える可能性」”. BBC. (2018年7月5日) 2018年7月29日閲覧。
- 1 スーダン (サイ)とは
- 2 スーダン (サイ)の概要
- 3 参考文献
「スーダン (サイ)」の例文・使い方・用例・文例
- 政府はスーダンの人権状況への関心を高めるために尽力してきた団体を黙らせることに懸命になっているようだ。
- サハラ砂漠は地中海沿岸から南はスーダン地方にまで及んでいる.
- スーダン.
- キッチナー率いる英国軍とエジプト軍がスーダン人を破った戦い(1898年)
- 彼女は、スーダンで救済活動を行っている
- アフリカのスーダン共和国またはその国民の、アフリカのスーダン共和国またはその国民に関する、あるいは、アフリカのスーダン共和国またはその国民に特徴的な
- スーダンの砂漠
- スーダン南部の比較的狭いコルドファン地域で話されている言語
- スーダン、ザイール、ウガンダとタンザニアの一部で話されるナイル・サハラ語族の群
- ナイル川沿いのアフリカ北東部(エジプト南部およびスーダン北部)の古代の地域
- スーダン西部の貧困地域
- スーダン中部の山の多い州
- 青ナイル川と白ナイル川の合流点にあるスーダンの首都
- スーダンの都市
- 紅海のスーダンにある港町
- リビア、エジプトとスーダンのサハラ砂漠の北東部
- ナイルと紅海の間の北東スーダンの不毛の岩石の高原
- スーダンの出身者、または、居住者
- 非常に大きく柔らかい白の穀粒を持つ、スーダンのモロコシ
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