スレイターへの影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 16:02 UTC 版)
2017年7月、スレイターは破産し、弁護士費用が払えなくなっていると報道された。初めの頃は、インドネシアへの渡航費用の埋め合わせには十分な数千ポンドを、サルの自撮り写真で稼いでいた。しかし、ウィキメディア財団が彼の申し立てを拒否してからというものの、収入は数か月に約100ポンドまで減ってしまった 。資金不足のため、スレイターは2017年7月にアメリカ合衆国で行われた法廷審問に、出向くことができなかった。新しい仕事として犬の散歩やテニスのコーチを考えているとも話した。 スレイターは以下のように話している: 「これは私にとって新たな冒険になるだろう。賃金はわずかだろうが、写真家以上にはなるだろう。私にはもう、外に出て写真を撮るモチベーションはない。数千ポンドを弁護士費用に投じ、収入は減り続け、私はひどく落ち込んでいる」。 また以下のように付け足している: 「猿の困窮を明らかにするために私がした全てのことは、私の私生活において裏目に出た。私の人生はめちゃくちゃだ」。 それでも、スレイターは写真撮影の衝撃そのものについては、「もちろん喜ばしく」感じていると話し、「猿の困窮を明らかにし世界中に広める、という当初の意図は、6年越しに達成された」とした。
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