スマートメディア【SmartMedia】
スマートメディア
東芝が開発した小型フラッシュメモリーカード。正式名称はSSFDC(ソリッド・ステート・フロッピーディスクカード)。デジタルカメラに広く使われている。携帯デジタルプレーヤー用に個別IDを持つ製品などもある。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 夏目利明)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
SmartMedia
SmartMediaとは、メモリーカードの規格のひとつで、東芝によって開発された小型のフラッシュメモリーカードのことである。
サイズは縦45.0×横37.0×厚さ0.76mm(重量2.0g)の切手大で、薄さがメモリースティックやコンパクトフラッシュよりも薄く、構造が単純で安価なことが特徴となる。PDAやデジタルカメラの記憶媒体として用いられ、アダプターを用いればPCカードスロットに差し込むことができ、特にフラッシュパスと呼ばれるアダプターを用いればフロッピーディスクドライブに差し込んでパソコン上で読み書きすることが可能となる。記憶容量は16MBから32MB、64MB、128MBまでの種類がある。最初期の製品以外には、各個別のIDナンバーが与えられており、ポータブルオーディオプレーヤーなどで著作権保護機能としてはたらくようになっている。
オリンパスや富士写真フィルムなどがデジタルカメラの記憶媒体に採用したことでSmartMediaは普及したが、両社は後にSmartMedia後継となるxDピクチャーカードの規格を共同開発し、両社ともxDピクチャーカードへの移行を完了している。
スマートメディア
スマートメディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 09:15 UTC 版)
スマートメディア(SmartMedia)は、東芝(半導体メモリ事業部。現・キオクシア)が開発したメモリーカード、フラッシュメモリメディアの通称。
- ^ “東芝、スマートメディアをFDDで読み書きできるアダプタを出荷開始”. PC Watch. インプレス (1997年3月4日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ 『デジタルスチルカメラ「Allegretto(アレグレット)」シリーズの2機種の発売について』(プレスリリース)東芝、1998年6月1日 。2024年3月15日閲覧。
- ^ 『スマートメディアがフロッピーディスク・スロットに! “FlashPath”フロッピーディスク アダプター「FD-A1」を新発売』(プレスリリース)富士写真フイルム、1997年11月13日。 オリジナルの1998年1月19日時点におけるアーカイブ 。2024年3月15日閲覧。
- ^ “FlashPath” (英語). Fischer International Systems Corporation. 1997年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月15日閲覧。
- 1 スマートメディアとは
- 2 スマートメディアの概要
- 3 概要
- 4 記憶メディアとして採用された製品
- 5 構造と問題点
- 6 脚註
- スマートメディアのページへのリンク