タネーエフ, セルゲイ・イヴァノヴィチ:スケルツォ 変ホ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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タネーエフ, セルゲイ・イヴァノヴィチ:スケルツォ 変ホ短調 | Scherzo in E flat minor | 作曲年: 1873-4年 出版年: 1953年 初版出版地/出版社: Moscow |
ブラームス:スケルツォ 変ホ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ブラームス:スケルツォ 変ホ短調 | Scherzo Op.4 | 作曲年: 1851年 出版年: 1854年 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel |
作品解説
ブラームスが18歳のときに作曲した、唯一の独立したスケルツォである。ちょうど彼が作曲活動に力をいれはじめた頃の、初期のピアノ作品。1851年8月ハンブルクで完成、1854年2月に出版された。ブラームス生前に出版された作品のなかでは、記念すべき第一作目にあたる。ブラームスはシューマンを訪問する前に、ヴァイマルのリストのもとを訪れていて、そのときに持参した自作の曲の楽譜のなかにこのスケルツォも含まれていた。リストが、その自筆譜を、初見で演奏して、ブラームスを感嘆させたというエピソードが知られている。
この曲の第一主題は、ショパンの『スケルツォ第一番』の主題にかなり似ており、このことはリストからも、指摘された。しかし、当時ブラームスはショパンの曲を何も知らなかったという。ただしブラームスの師マルクスゼンがショパンの音楽に親しんでいたことは事実である。
また、この曲はハインリヒ・マルシュナーのオペラ《ハンス・ハイリング》の序曲からの引用も指摘されている。曲は2つのトリオをもつA-B-A-C-Aといったロンドふうの構成をとる。楽譜は、ブラームスの友人、ピアニストのヴェンツェルに献呈された。
「スケルツォ 変ホ短調」の例文・使い方・用例・文例
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