SYNフラッド攻撃とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 情報 > 通信技術 > 攻撃 > SYNフラッド攻撃の意味・解説 

SYNフラッド攻撃

読み方シンフラッドこうげき
別名:TCP SYNフラッド攻撃
【英】SYN Flooding Attack

SYNフラッド攻撃とは、TCPにおける通信接続手順3ウェイハンドシェイク」の仕組み悪用しDoS攻撃行いサーバーダウンさせようとする、攻撃方法のことである。

3ウェイハンドシェイクの手順は以下のようなのである。まずクライアントからサーバーへの接続要求に際してSYNパケット呼ばれるパケット送られる。これに呼応してサーバーからはSYN/ACKパケット送られる。そして、応答受け取ったクライアントはさらにACKパケット送り返す。こうして接続確立される

3ウェイハンドシェイクの手順の中で、サーバーから、SYN/ACKパケット返ってきたときに、クライアントがSYN/ACKパケットに対してACKパケットを送らなければ接続確立完了しない態となる。このような状態はハーフオープンと呼ばれる。SYNフラッド攻撃は、ハーフオープンの状態を意図的に多数発生させ、サーバー側がSYN/ACKパケット投げたっきりの接続待ちの状態にさせ、処理の限界突破させてダウンさせようとする。攻撃を受けると性能極端に落ちたり、他の処理ができなくなったりする。

SYNフラッド攻撃に対す一般的な防御手法が、RCF 4987にまとめられている。

ちなみに、SYNフラッド攻撃(SYN Flooding Attack)の「フラッド」(Flooding)とは、洪水意味する英語である。





SYNフラッド攻撃と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「SYNフラッド攻撃」の関連用語

SYNフラッド攻撃のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



SYNフラッド攻撃のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリSYNフラッド攻撃の記事を利用しております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS