ゴボウを原料とする牛蒡餅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 14:48 UTC 版)
1643年(寛永20年)に著された「料理物語」をはじめ江戸時代の様々な料理本には牛蒡餅の名があり、これは一般的な菓子であった。当時の製法では、煮て柔らかくしたゴボウをすりおろし、米粉や砂糖とともにこねて生地とする。これを丸めて成形し、熱湯で茹でた後に胡麻油で揚げ、仕上げに煎じた砂糖や砂糖蜜に絡ませている。生地に卵を混ぜ、茹でずに揚げるものもあり、16世紀にポルトガルから伝わった南蛮菓子の「ひりょうず(フィリョーシュ)」との関連も指摘されている。
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