コクラン・レビューとは? わかりやすく解説

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コクラン (組織)

(コクラン・レビュー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 01:16 UTC 版)

コクラン英語: Cochrane、以前はコクラン共同計画として知られていた)とは、治療と予防に関する医療情報を定期的に吟味し、人々に伝えるために、世界展開している組織である[4]1993年に、イギリスの国民保健サービス(NHS)による根拠に基づく医療(EBM)政策と実践、またその定量的な評価の一環として活動を開始した[4]


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  7. ^ a b c 佐々木敏『データ栄養学のすすめ』女子栄養大学出版部、2018年、317頁。ISBN 978-4-7895-5449-7 
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  25. ^ a b Peter C Gøtzsche (2011年10月4日). “We need access to all data from all clinical trials”. The Cochrane Collaboration. http://www.thecochranelibrary.com/details/editorial/1359903/We-need-access-to-all-data-from-all-clinical-trials.html 2013年1月30日閲覧。 
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  34. ^ a b 私たちの資金提供者とパートナー”. コクラン共同計画. 2021年7月27日閲覧。
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  36. ^ Mathew, Manu; Joseph, Anna; Heilman, James; Tharyan, Prathap (2013). “Cochrane and Wikipedia: the collaborative potential for a quantum leap in the dissemination and uptake of trusted evidence[editorial]”. Cochrane Database of Systematic Reviews 10 (10): ED000069. doi:10.1002/14651858.ED000069. PMID 24475488. 


「コクラン (組織)」の続きの解説一覧

コクラン・レビュー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:37 UTC 版)

ミノサイクリン」の記事における「コクラン・レビュー」の解説

コクラン・レビューは、紅斑性狼瘡症候群リスクが「10万処方あたり約53症例」と報告し、それは「尋常性痤瘡のためにミノサイクリン治療した患者は、テトラサイクリン系治療をしなかった人々よりも、狼瘡様の自己免疫症候群発症するリスク有意に高い」と結論づけた。 詳細は「尋常性痤瘡#議論」を参照 尋常性ざ瘡のために長期間使用し投与中断したところ、関節痛を伴う薬剤誘発性ループスDIL)を発症したとの報告がある。血液検査所見は、ミノサイクリン中断から約4ヶ月後に陰性化した中枢神経系関連する副作用には、軽い興奮、偽脳腫瘍(かすみ目や頭痛)、前庭性運動失調症薬物誘発性離人症報告されている。

※この「コクラン・レビュー」の解説は、「ミノサイクリン」の解説の一部です。
「コクラン・レビュー」を含む「ミノサイクリン」の記事については、「ミノサイクリン」の概要を参照ください。


コクラン・レビュー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 09:38 UTC 版)

尋常性痤瘡」の記事における「コクラン・レビュー」の解説

ミノサイクリンが他の一般的なざ瘡治療(他のテトラサイクリン系を含む)よりも効果的であったというエビデンスはない。 2003年コクラン共同計画システマティック・レビューにおいて、ミノサイクリンが他のテトラサイクリン系より優れている結論付けたのは、深刻な方法論的問題有していた2つ研究だけであった2012年レビューでも、他のテトラサイクリン系比較して安全性懸念残った2012年フランスでは利益/危険性の比がよくないことからミノサイクリンニキビへの適応削除した

※この「コクラン・レビュー」の解説は、「尋常性痤瘡」の解説の一部です。
「コクラン・レビュー」を含む「尋常性痤瘡」の記事については、「尋常性痤瘡」の概要を参照ください。

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