ゲームソフトのBGM用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 07:56 UTC 版)
「CD-DA」の記事における「ゲームソフトのBGM用途」の解説
かつてパソコン用や家庭用ゲーム機用ゲームソフトの媒体がCD-ROMであった時代には、BGMをCD-DAで収録している作品もあった。BGM演奏にCD-DAが採用された理由としては、当時のパソコンや家庭用ゲーム機に搭載されていた内蔵音源よりも高音質だったためである。 こうした作品は1980年代末期以降から登場するようになり、一時は広く用いられたものの、以下の理由などにより次第に少なくなった。 ゲーム中はゲームディスクが必要となる。 1枚のディスクにゲームプログラムとCD-DAデータの両方を入れる必要がある。ただしこれは利点でもあり、一種のコピープロテクトとなりソフトの不正コピー対策として一定の効果があり、不正コピーを試みる悪質消費者から忌避された。 音楽データとして収録する場合よりもCDの容量を大きく取る。 仕様上の最大収録時間の関係から、比較的短時間しかBGMを収録できない。 家庭用ゲーム機のソフト供給媒体がDVD-ROMに移行したこと、内蔵音源性能やプロテクト技術の向上、音楽データ圧縮規格の普及などにより、2000年代以降はゲームソフトのBGM演奏にCD-DAが使用されることは少なくなった。
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