ケイクバ【ケイクバ】(観賞樹)
登録番号 | 第6195号 | |
登録年月日 | 1998年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | ケイクバ よみ:ケイクバ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 京成バラ園芸株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都墨田区押上1丁目12番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 平林浩 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ドフトヴォルケ」に無名実生種を交配して育成されたものであり,花房の形は2~5輪咲き,花は明黄色に鮮橙赤色のしぼりが入り半剣弁,整形咲き,中香のやや小輪となる花壇向きの品種である。 樹形はつる性,株立は普通,樹高は高性である。開花枝の太さはやや細,新しょうの色は青銅,開花後の枝の色は濃緑である。とげの曲性は下向き,形は下部えぐれ形,長さはやや長,基部の幅はやや広,色は赤紫,数は幹の部分は多,花枝の基部は中,花枝の中央部は少,花首はほとんど無である。小葉の数は5枚以下,本葉の長さはやや短,幅はやや狭である。展開直後の若葉の色は青銅,光沢は半光沢,成熟葉の色は濃緑,光沢は半光沢,葉肉の厚さ及び硬さは普通である。花房の形は2~5輪咲き,蕾の形はつぼ形である。花形は整形咲き,花の大きさはやや小輪,高さはやや低,花弁表側の色は明黄(JHS カラーチャート2506)に鮮橙赤(同0706)のしぼりが入り,裏側の色は明黄(同2505)に黄ピンク(同0703)のしぼりが入る。花弁の光沢は普通,花色の移行性は難,花弁の形は半剣弁,花弁一枚の形は狭楕円形先端尖形,花弁の厚さ及び硬さは普通,数は40~59枚である。花の香りは中香,開花時期は普通である。 「つるチャールストン」と比較して,花弁表側の色が明黄に鮮橙赤のしぼりが入ること,花色の移行性が難であること,花弁数が多いこと,花の香りが強いこと等で,「メイジカタールサー」と比較して,花弁表側の色が明黄に鮮橙赤のしぼりが入ること,花の香りが強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に出願者の温室(千葉県八千代市)において,「ドフトヴォルケ」に無名実生種を交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「祭」であった。 |
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