ガンキャノンII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:56 UTC 版)
『MSV』で設定された。当時はガンキャノンの「最終型」とされていた。 ガンキャノン重装型の発展型。右肩に出力の安定や生産性が向上したビーム・キャノン、左肩に連動する多目的精密照準システム(自動照準ユニットとも)を装備し、高度な遠距離砲撃が可能となっている。キャノン砲は1門になっているが、連射が可能。ビーム砲の採用により機体設計に余裕が生まれ、重量の軽減とスラスターの強化により短距離のジャンプ飛行が可能となっている。 大戦末期に奪還・復興されたキャリフォルニアベースで完成し、若干機が実用テストを兼ねて北米大陸で実戦参加している。カラーリングは黒とライト・グレーを基調に、一部が緑と黄色で塗り分けられている。 作中での活躍 書籍『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑 一年戦争全記録』によれば、11月30日のジャブロー防衛戦に試作の1機が出撃するも、反応炉の出力ダウンから敵との交戦を前に後退を余儀なくされている。 漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では、V作戦機で確立された近接戦、中距離支援、遠距離攻撃の部隊戦術を量産機で実戦運用し、データ収集を行うV作戦評価試験部隊「スレイプニール」に配備されており、カート・ワーグ中尉が搭乗する。ネメシス隊とともに連邦陸軍のピクシーと交戦するが、返り討ちに遭い大破する。標準塗装と異なりトリコロールに塗装されている。 漫画版『機動戦士ガンダム ミッシングリンク』では、サラ・シャノン機をはじめとしてグレイヴ艦隊にも少数配備されている。うち1機はボマーに奪取される。
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