ガロ時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 04:48 UTC 版)
詳細は「月刊漫画ガロ」および「青林堂」を参照 長井勝一と白土三平が共同で漫画雑誌『月刊漫画ガロ』を1964年夏に創刊、全共闘時代の大学生に強く支持され一世を風靡した。 青林堂では商業的なメジャー系出版社の漫画事業と対極のスタンスで、掲載作品の作品性を重視する編集方針を取り、白土三平や水木しげるといった有名作家から、つげ義春、花輪和一、蛭子能収、赤瀬川原平、滝田ゆう、佐々木マキ、楠勝平、つげ忠男、山田花子、ねこぢる、根本敬、みうらじゅん、川崎ゆきお、内田春菊、林静一、丸尾末広、近藤ようこ、杉浦日向子、つりたくにこ、やまだ紫、矢口高雄、勝又進、久住昌之、渡辺和博、古屋兎丸、福満しげゆきといった「ガロ系」と称される一群の漫画作家に表現の場を与え輩出し、日本漫画文化史上に一時代を築いた。 『ガロ』は商業性よりも作品を重視、オリジナリティを何より第一としたため、編集者の干渉が比較的少なく、作家側にすれば自由に作品を発表出来たため、新人発掘の場として独創的な作品を積極的に掲載した。このことは、それまで漫画という表現を選択することのなかったアーティストたちにも門戸を開放する結果となり、ユニークな新人が続々と輩出されるようになった。
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